ダイエット経験がある人に聞きたいのですが,どうやってダイエットを始めましたか?
ランニング?
筋トレ?
カロリー制限?
まあ何でも良いのですが,もう1つ質問させてください。
「それって継続できましたか?」
どんなに効果があると言われているダイエットの方法でも,継続できなければ効果は発揮されません。
ということは,まず必要なことは「継続する方法を知る」こと,つまり「習慣化する」ということです。
実は僕も何をやっても継続できない人間でした。
ですが,今はむしろ継続が得意な人間になってしまいました。
習慣化が得意な人間になったきっかけの本が今回紹介する本です。
スティーヴン・ガイズさん著「小さな習慣」を読んだ感想をレビューします。
この本を読む前の僕
この本の最初の一文はこう書いてあります。
小さな習慣にたどり着くまでの10年間,私は自分の生活を変えようとあれこれ試しては,いつも失敗していました。
この文を読んでガツンときました。
なぜなら,僕もまったく同じだったからです。
僕は周りの友達とかと比べて,あまり恵まれている生活を送れていませんでした。
周りの友達を見ててずっと「うらやましい」という感情が渦巻いていました。
そして「将来は絶対に成功してやる」という思いをずっと持っていました。
そのたびにいろんな本を読んだことを試しては失敗し,テレビでやってたことを実践しては失敗していました。
「僕はなんて意志の力が弱いんだろう」と自己嫌悪になっていましたが,この本を読んで,その考えが間違っていたことがわかりました。
この本に何を期待していたのか
この本に期待していたことは1つです。
「どうやったら物事を習慣にすることができるのかを知りたい!」
習慣化をマスターしたい方は,まずはこの本を読むことをオススメいたします。
なぜかというと,この本のコアな主張は,他のどの習慣化の本を読んでも書いてあるからです。
おそらく習慣化するテクニックの中で1番重要なことが書いてあると思います。
ページ数も200ページ強。
文字も少し大きめなのでかなり読みやすいです。
太字もあるし。
この本をきっかけに習慣化の本は他に10冊以上読みました。
ただ「どれか1冊だけ紹介して」と言われたら迷わずこの本です。
この本を読んで僕はどう変わったか
この本を読んで,僕は「習慣化マスター」への道を歩み始めたわけです(笑)
まあ習慣化が得意になったってことですね。
それとは別にいろいろと気づいたことがあります。
世の中のトレーニングメニューはいきなりやったら継続できない
例えばランニングだったら1日20分とか,筋トレだったら10回×3セットしよう,みたいな「メニュー」があるじゃないですか。
本でも,テレビでも,パーソナルトレーナーでも,このメニューをいきなり与えてきますよね。
でもこれを鵜呑みにして,いきなりこれをこなそうとすると,絶対に継続できません。
僕は今までこのことに気づかずに三日坊主で挫折を繰り返していたんですね。
ではなく,メニューを与えられたら「じゃあこれを習慣化できるように自分でメニューをアレンジしよう」というのが大事だったのです。
「ランニング20分」を習慣化したかったらまずは「ランニング1分から」スタートする必要があります。
「スクワット10回×3セット」を習慣化したかったらまずは「スクワット1日2回から」スタートする必要があります。
運動だけじゃありません。
勉強を1日2時間できるようになりたければ,まずは「勉強1日15分から」スタートする必要があります。
こういうふうに,メンター的な人にメニューを与えられたときに「まずはどれだけ小さくできるか」を考えるクセができましたね。
記録することがめちゃくちゃ大事
習慣化をするためには,記録することが大事です。
僕は何かを習慣化するようになってから,アプリで記録するようになりました。
例えば「腹筋ローラー1日2回」という習慣を設定します。
達成したらカレンダーに色をつけていくアプリを使っていったのですが,記録を振り返って「俺頑張ってるな〜」と考えるのが楽しくなりました。
自分がやったことが,目に見えるってめちゃくちゃ大事です。
記録の快感を覚えてから,いろんなことを記録するようになりましたね。
そうすると,あとから見て,問題点とかがわかるようになって,業績とかも上がった気がします。
まとめ
デューク大学の研究によれば,僕たちの行動の45%は習慣によるものだそうです。
人生の約半分は習慣化した行動なわけです。
ということは,良い行動を習慣化したら,人生は文字通り変わるわけです。
成功するにも,健康になるにも,何か良い行動を「継続する」必要があるわけです。
ということは,まずは継続する方法をマスターする必要があり,それはおそらく学校では教えてくれないでしょう。
人生を変えたい人は,ぜひ読んでみてください。