ふろむだ【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】要約レビュー

心理学
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  • 実力は磨き続けているはずなのに結果が出ない。
  • 自分よりもスキル面で劣っているはずの人間が成功しているのが悔しい。
  • 本当な自分が知らない成功法則があるのではないか。

僕も自分のスキルアップの努力をしているにも関わらず、なかなか結果が出ない人生を送っております。

周りを見渡すと、自分よりもスキル面で劣っているけど成功を手にしている人もいて、なんともせつない気持ちになることもしばしば。

「自分の実力は本当はたいしたことないのではないか」「自分は成功する運命ではないのか」と苦しんでいるわけです。

今回紹介するのは、ふろむだ著【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】です。

【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】には、実力は必要だが、それよりも勘違いさせることに力を注いだほうが努力の効率は高いと書かれています。

実はこのことについては薄々感づいていたのですが、具体的にどうしたらいいのかはわからないままでした。

この記事では【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】を要約し、気になったところを解説していきます。

本を読んで得た知識を僕なりにかみ砕いたり、すでに持っている知識と混ぜたりしているので、必ずしも本書と同じ内容ではない場合もあります。

成功はほとんど運である

【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】の大きな主張のひとつは「成功はほとんど運である」ということです。

例えば、有名な YouTuber をみて多くの人は「あの人たちは才能があった」とか「実力があったから成功している」と思うでしょう。

ただ、YouTube で成功している人たちって、YouTube というプラットフォームが存在してなかったらどうなってたと思いますか?

全員ではないでしょうが、おそらくほとんどの人たちは、成功せずに人生を終えていたと思います。

YouTube で自分の才能を発揮している人たちは、自分の才能を発揮できる YouTube という場ができたことで恩恵を受けているわけですが、これって「運」なわけですよ。

人間の能力は、差があるようで実はそんなになかったりします。

だから自分の能力を発揮できる場所を見つけることが重要なのですが、それって運の力が強いんですよね。

だからスキルだけ必死に追い求めていても、その運がなければ「実力はあるんだけど成功しない人」になってしまいます。

【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】では、その現実を受け止めて、運を掴む確率をあげる努力をしましょうという主張がされています。

他人の実力を正確に見抜ける人間なんて存在しない

ラーメン発見伝】というマンガでこんなセリフがあります。

ヤツらはラーメンを食ってるんじゃない。情報を食ってるんだ。

ラーメン発見伝(1) (ビッグコミックス)

このセリフを僕なりに解釈すると、「お客さんはラーメンの細かい味なんてわからないけど、この店のラーメンはテレビで紹介されてたし、ネットでの評価も高いから美味しいんだろうなって思ってるだけ」ってことです。

この指摘は的を得ていると思うんですよね。

僕も似たような業界にいるので、同じことを感じる経験をたくさんしてきました。

ぶっちゃけた話、この世の中は「有名になったら勝ち」なんです。

テレビで紹介されている店なので、美味しいに決まってるというような「錯覚」を人間は簡単に引き起こしてしまいます。

もっというと、誰もラーメンの味なんてわかってないけど、美味しいっていうふうに言ってしまうんです。

というところまでわかればあとはシンプルで、成功したいと思ったなら自分には価値があると「錯覚」させる努力も必要だということなんですね。

ここまで読んでみて「なんか詐欺っぽい」と感じた方は、ぜひ【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】を読んでいただきたいと思います。

具体的な数字が作れそうな案件は積極的に受ける

心理学に詳しい人なら、【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】が「ハロー効果」のことを中心に話しているということがわかると思います。

ハロー効果は、別名「後光効果」と言われており、何か一点が優れていると、他の何もかもが優れているように見えてしまう錯覚のことです。

このハロー効果を積極的に利用していくことで成功に大きく近づくのですが、具体的には「具体的な数字が作れそうな案件は積極的に受けるべき」と書かれています。

例えば、「フォワーを4ヶ月で40%アップさせた」みたいな案件があればおいしい話ってことです。

また本の執筆は、時給換算すればアルバイトをしたほうがいいと言われていますが、ハロー効果を得るためにはかなり強力な案件だと書かれています。

確かに、本を書いている人ってすごいっていうイメージありますもんね。

筆者のふろむださんも、プロ向けの本格的な技術書を書いたら人脈の質が変わったとまで書かれています。

何か自分の仕事でも、そういうハロー効果を得ることができるものを探してみるべきでしょう。

まとめ

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】には、実力は必要だが、それよりも勘違いさせることに力を注いだほうが努力の効率は高いと書かれています。

実力が認められないなんて変な世の中だと僕も思いますし、勘違いさせるなんてかっこ悪いとも思うのですが、このまま世の中に認められずに人生を終えてしまうのと、かっこ悪い努力をして認められることを選ぶのかを考えたときに、僕は後者のほうがいいなと思いました。

僕と同じような考えをちょっとでも持っていたら、【人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】はものすごく参考になる本だと思います。

人生のバイブルになるといっても過言ではないでしょう。

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