ふくだたみこ【SEOに強いWebライティング】要約レビュー

ビジネス書
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  • SEOはコンテンツ重視と聞いた
  • でもGoogleが求めている高品質なコンテンツというのがわからない
  • まず何をすればいいんだろう?

昔に比べてSEOは難しくなっています。

Googleも「コンテンツ重視」と発表していますが,具体的にどうすればいいのかということは教えてくれません。

Googleが推奨する高品質なコンテンツを作るにはどうすればいいのでしょうか?

そんな疑問に答えてくれるのがふくだたみこ著【SEOに強いWebライティング】です。

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この本によれば「いろいろあるけどWebライティングの知識とスキルは必須」とのことです。

Googleが全てを公開しているわけではないので,憶測でしかないこともたくさんあるのがSEOです。

しかし,ライティングスキルは高ければ高いほどいいはずです。

ユーザーが読みやすく,ユーザーが欲しい答えを書くことができるというのはスキルです。

スキルであれば身につけることができます。

この記事では,本書を要約し,僕が気になったところを解説したいと思います。

買って欲しいなら「買うワード」を攻める

検索するときって必ず目的がありますよね。

わからない単語の意味を調べたいときだったり,欲しい商品ができるだけ安く売ってるネットショップを見つけたいときだったり。

こういうのを「検索意図」と言いますが,ウェブで物を売りたい人はここを押さえておかなくてはいけません。

例えば,わからない単語の意味を調べたいという意図を持っているユーザーは,わからない単語の意味がわかるだけでOKです。

そんな人にセールスをしてもウザイと思われるだけです。

ですが,何かの最安値を探しているユーザーに「ここに最安値のショップありますよ」と教えれば,ウザイと思われるどころか逆に感謝されることでしょう。

ウェブで物を売りたい人はこれをすればいいだけなのです。

しかし,多くの人は「調べたいだけの人にセールスをする」というチグハグなことをしています。

「ふるさと納税とは?」というキーワードで攻めても,ふるさと納税が売れることはないのです。

検索数が多いからと言って「ふるさと納税とは?」という調べたいという検索意図のキーワード(調べるワード)で記事を書いてもダメってことなんですよ。

それなら例えば「○○市 ふるさと納税」とか「ふるさと納税 肉」みたいな明らかに注文することが目的のキーワード(買うワード)で攻めたほうがいいってことです。

買うワードは調べるワードに比べると,検索数は少ないです。

でも購買意欲が高いユーザーが検索するので,物が売れやすいということです。

SEO用にファンを集めるコンテンツをつくる

SEOは「更新頻度」も大事なのですが,1回作ってしまったらほぼ更新することがないコンテンツってあるじゃないですか。

例えばラーメン屋さん。

個人のラーメン屋さんがウェブサイトを持っている場合,メニューやアクセス,開店時間などの情報が入っていますよね。

逆に言うと,そういう情報があれば他にいらないというか,メニューも頻繁に変わるわけではないから1回作ってしまったらそこまで更新することはないわけです。

そうなると更新頻度が悪くなり,SEO的には「古い情報」というふうに勘違いされがちです。

じゃあどうするのかというと,サイト内に頻繁に更新するコンテンツを作ればいいわけです。

例えば店長の日記とかですね。

ラーメンでこだわっているところとか,今日仕入れた野菜のこととか,ラーメンに関係あるコンテンツを更新するのです。

それを同じドメイン内でやるとドメインが強くなるし,外部ドメインでやってリンクをしても外部対策になるってことです。

ラーメンの豆知識とかでもいいかもしれませんね。

商品を売り込む感じのコンテンツではなく,どちらかというと知識を語る系のコンテンツが相性が良さそうです。

このあたりはアイデア次第だと思いますので,ここでおもしろいコンテンツを作ることができればライバルとの差別化になると思います。

好奇心を刺激するキャッチコピーをつくるコツ

本書にはWebライティングだけでなく,キャッチコピーの作り方についても解説がありました。

キャッチコピーは物を売るためにはとても大事な要素です。

キャッチコピーを適当に書いてると物が売れません。

良いキャッチコピーを書くときに,考えなければいけないことはいくつかあるのですが,僕がおもしろいと思ったのは「好奇心を刺激するキャッチコピー」についてです。

ライティングの古典「ザ・コピーライティング」にも書いてありましたが,キャッチコピーを書くときの大事な要素に「好奇心」というのがあります。

ただ好奇心の要素を使ってコピーを書くのはけっこう難しく,あまりにも好奇心に特化しすぎると反応が悪いということもよく言われています。

使いどころがけっこう難しいのですが,本書では1つ具体的な使い方が示されていました。

それは「ユーザーが知ってることと知らないことが重なり合ってると好奇心が刺激される」ということです。

例えば「ジャズとオペラの歌い方の違いわかりますか?」というキャッチコピーがあるとします。

ジャズとオペラというものはユーザーは知っています。

でも歌い方の違いってほとんどの人がわからないですよね。

こういうことです。

これがユーザーがわからないことばっかりのキャッチコピーだったり,逆に当たり前に知ってることだけのキャッチコピーだと好奇心は刺激されません。

これは「なるほど」と思いました。

自分の本業だったら,ユーザーは何を知っていて,何を知らないのかということを考えると良さそうですね。

まとめ

SEOは小手先の技術ではなくなってきています。

Webライティングの技術は今後も使えるスキルです。

小手先の技術ばかりを追い求めているとイタチごっこになってしまいますので,スキルとしてしっかりと身につけていきましょう。

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