ひとつの記事にしにくい本をまとめてレビューする「ミニレビュー」のコーナーです。
体が柔らかくなるのは「我慢強く」なってるだけ

トレーニングの研究ってたくさんされてるのですが、ストレッチの研究をしている人って少ないみたい。著者の中村先生は世界で一番ストレッチの研究をしている先生だそうで、その中村先生の知見がまとめられた実践的な本が【世界一のストレッチ】です。
やっぱり衝撃的だったのは「体が柔らかい人はただ我慢強いだけ」ってことでしょうか。ストレッチをして筋肉が伸びるから柔らかくなるものだと思っていましたが、ただ徐々に痛みに慣れているだけなのだとか。
ただそれを知っているだけで、「じゃあ体を柔らかくするためにはどういうふうにすればいいのか」ってのが考えやすくなりますよね。
間違ったトレーニングを避けることでケガのリスクを最小限にする

後藤一成先生の【最新のスポーツ科学で強くなる!】は、非常にわかりやすく科学的なトレーニングの方法や休息について解説してくれている本です。
とくに「筋トレって何回何セットすればいいの?」みたいな疑問をお持ちの方にとってはベストな回答が示されています。
後藤先生があとがきで書いていた「誤ったトレーニング、不適切なトレーニングを取り除く、失敗のリスクを減らす」という趣旨は非常に共感しました。というのもの、僕も読書やらDラボなのでエビデンスつきの情報を追い求めているのですが、これは正しい方法が知りたいというよりも「明らかに間違った方法を避けたい」という欲求のほうが強いからです。
とくにスポーツなんかだと、ケガしてしまったらスポーツ人生が終わってしまう人も少なくないので、ケガを避けることは最優先事項だと思います。僕と同じように「致命的な失敗は避けたい」という方は最初に読むべき本でしょう。
本来の足の機能を取り戻そう

「現代人は靴に守られているから足の本来の機能を失っている」という主張で展開されている「ベアフット・ランニング(裸足ランニング)」の実用トレーニング本【裸足ランニング】。
僕も10年以上前に裸足ランニングを知って、当時の情報だけでやってみたんですけど、なんか確信が持てなくて辞めてしまいました。ところが最近「やっぱり良いかも」という情報を手に入れたので、できる範囲でやってみようという次第でございます。
高性能シューズに慣れきっている僕たちの足でいきなり裸足で走るとケガをするので、徐々に慣らしていく必要があります。その慣らしていく方法が書いてあるので勉強になります。
足の機能が発達していくと、おそらくスポーツなんかにも良い影響を及ぼすのではないかと思っています。