今,世間はAIブームで,その火付け役はおそらく「ChatGPT」でしょう。
僕もとりあえず使っていますが,最初のころは「Google 検索と何が違うんだろう」と思いました。
で,いろいろ調べてみるとどうやら「ChatGPT を使う人間のセンスが必要」ということがわかりました。
そのChatGPT を使うセンスを身につけることができるのが,堀江貴文著【堀江貴文のChatGPT大全】です。
【堀江貴文のChatGPT大全】は,様々な業界で仕事をしている人がどのように ChatGPT を使っているのかを紹介してくれている本です。
読んでみると「なるほど!その手があったか」と唸るような使い方をしている人もいました。
そのような事例を自分にインストールし,センスを磨くのにうってつけの本です。
この記事では,【堀江貴文のChatGPT大全】を要約し,気になったところを解説していきます。
雑談して自分の頭を整理する
「ChatGPT は完璧ではない」と批判している人も世の中にはたくさんいますが,【堀江貴文のChatGPT大全】に出てくる人たちはそんなことは許容してガッツリと使いこなしています。
ChatGPT と雑談のようなやりとりをしている人もいました。
人間って仕事に集中することはいいことなのですが,集中ばかりしている視野が狭くなり,見逃してはいけないことを見逃してしまったりします。
そういうときって拡散思考をしなければいけないのですが,そんなときに有効なのが同僚との雑談です。
よく休憩中の雑談からアイデアがでたり,解決できなかったことが解決できたりするものですが,それを ChatGPT でやるのです。
しかも音声入力で入力すると,自分は普通に ChatGPT に話しかけてるだけ。
本当に人間と話しているのと変わりません。
文章の作成に強い
ChatGPT は文章の作成に強いようで,文章関連の使い方の事例がたくさんありました。
ネタバレになるので全部は紹介しませんが,1番僕がいいなと思ったのは「内容を変えずに文章量を増やす」ということです。
堀江さんの ChatGPT の使い方なのですが,有料の note の文章量が少ないというクレームが来たそうです。
内容はすべて伝えているのですが文章量が少ない=カルピスの原液のようなものです。
ようするに「濃くて飲めない」んですね。
それなら薄めてやればいいということで,ChatGPT に文章量を増やさせているそうです。
文章量を増やすこと自体は自分でもできますが,自分でやる必要はないですもんね。
それなら ChatGPT にやってもらえば OK ということなのです。
僕もブログを書いているときに「なんか文章量増やしたいけど,考えるのが面倒くさい」ということが多々あるので,この使い方は積極的に使っていきたいと思います。
下書きレベルならChatGPTで問題ない
「ChatGPT は完璧ではない」と批判している人は,AI があれば自分は何もせずにアウトプットできると勘違いしている人だと思います。
もちろん将来的にそうなるかも知れませんが,今のレベルだと自分がやるべきことを半分から20%くらいまで引き下げてくれます。
ChatGPT がアウトプットしてくれたものを自分で手直しする必要はありますが,すべてをゼロから作るよりはるかに速くなります。
これを容認できるかどうかは,ChatGPT を使いこなせるかどうかに繋がっていく気がします。
上手く使う人は「最後は自分のアレンジを入れる」ということを怠ってない人ですね。
SNSの投稿も簡単に作れる
ChatGPT をビジネスに使う人にとっては,SNS の運用はやらなければいけないことでしょう。
でも SNS の投稿って考えるのめんどくさいですよね。
これも ChatGPT は解決してくれます。
自分のブログの文章をコピペして「この文章をもとにツイートを10個作って」みたいな感じでアウトプットすると,数秒でできあがります。
もちろんそのまま使うと,いまいちな場合は自分で修正すればいいのです。
文章力よりも着眼点で,思いもよらなかった観点のツイートを作ってくれることもあるので,自分が時間をかけて考えるよりも速く,自分ができない量のアウトプットをしてくれます。
まとめ
【堀江貴文のChatGPT大全】を読んで自分なりにまとめてみると以下のような感じです。
- ChatGPT はすべてをやってはくれないけど半分以上はやってくれる。
- 特に文章全般(ブログ記事やSNS投稿,社内文書など)の下書きレベルのものは一瞬で作れる
- 自分が見落としていることを教えてくれる
- ChatGPT とやりとりすることで自分の頭も整理される
まだまだ映画のようにすべてをやってくれることはないですが,無料でここまで使えるっていうのはすごいです。
どんどん使ってみて,早く自分に合った使い方を見つけたいです。