人生には「変化」が必ず起こりますが,僕たちは変化に対応することが苦手で,むしろ変化を認めない傾向にあるのではないかと思っています。
今の人生が順調な人には,このままずっと順調と思いたいでしょう。
ですが,常に順調な人生を送ることができる人なんていません。
大事なのは変化を認め,変化を受け入れることです。
今回紹介するのは,スペンサー・ジョンソン著【チーズはどこへ消えた?】です。
【チーズはどこへ消えた?】には,必ず起こる人生の変化にどう対応すればいいのかが書かれています。
ページ数も少なく,ストーリー形式で話が進んでいくので,とても読みやすい本です。
この記事では【チーズはどこへ消えた?】を要約し,気になったところを解説していきます。
今うまくいっていても常に周りの動向は気にしておく
僕は個人事業主として仕事をしていますが,ビジネスが順調なときって,周りが見えてないんですよね。
今のまま続けていけば安泰って考えてるわけではないのですが,必要以上に努力をしようとしないというか。
しかし,視野が狭くなった状態で,変化って急にくるんです。
今までついてたお客さんが急に来なくなったり,収入源が減ったり。
でもそれまでに準備してないので,対応できず,結局借り入れをすることでしのいでいた経験があります。
今思えば苦い経験です。
順調なときほど,もっと世の中の動向をチェックしておかなければいけませんし,もし今の状況が続かなくなったときにどうやって生活するのかを,余裕があるときに考えておかないといけないと思いました。
変化は必ず起きるという前提で,変化を予期し,探知するということです。
今上手くいってるビジネスはそのままキープしておいて,ダメになったときのプランBは常に探しておかないといけませんね。
いちいち事態をくわしく分析したりしない
何かまずいことが起こったとき「なんでこんなことになったんだろう」「原因を突き止めないと」と考える人は多いと思います。
もちろんそれも大事かもしれませんが,実はそれでは意味がないという場合も多々あります。
例えば,急に頭が痛くなったとします。
そこで「なんで頭が痛くなったんだろう」と考え出しても意味がありません。
それが効果的な解決策に繋がればいいのですが,繋がっているのを見たことがありません。
「気圧のせいかな〜」とか言ってますが,もしそうだとしても,それって個人の力ではどうすることもできません。
それなら頭痛薬を飲むとか,病院に行くとか,直接改善する可能性が高い行動をするほうがいいですよね。
これを自分のビジネスでもしてませんか?
ビジネスの場合,分析が必要なこともあるでしょうが,分析をした果てに解決できなかったときにどう動けるかは大事です。
それはおそらくプランBであり,新しい道を探す必要がある兆しなのかもしれません。
すばやく動く
上の「いちいち事態をくわしく分析したりしない」とも関連してきますが,「すばやく動く」ってのも大事ですね。
すばやく動くことのメリットは,失敗してもやり直せるのも早いってことだと思うんですよね。
今のビジネスが上手くいかなくなったときにプランBを実行しても,それが上手くいく保証はありません。
でもすばやく動いて実行していると,失敗に気づくのも早いから長期的にみると絶対にお得なはず。
すばやく動くのって勇気がいります。
周りの人たちはすばやく動いてないですからね。
他の人と違うことをすることは勇気がいります。
でも,あらかじめプランBを考えておけばすばやく動くこともちょっと簡単になるのかなとも思います。
まとめ
【チーズはどこへ消えた?】には,必ず起こる人生の変化にどう対応すればいいのかが書かれています。
本当に変化って急に起こることが多いので,順調にいってる今こそ,変化が起きたときのことを考えておくべきでしょう。
【チーズはどこへ消えた?】では,変化が起きたときに動けない人のことも書かれているので,上手くいている状態と上手くいってない状態が対比できるのもナイスなポイントです。