小椋翔【副業するならカメラマン】要約レビュー

ビジネス書
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  • 給料が上がらない。
  • よく副業の話題が出るけど,どうすればいいのかわからない。
  • おすすめの副業って何?

国も企業も,だんだん副業を認めるようになってきたのはいいことなのですが,副業についての知識がまったくない人のほうが多いから上手くいっている人は少ないのが現状です

副業をするならコンビニでバイトするように雇用されることは避けたほうがいいと思います。

それよりもフリーランスとして働くほうがいいはずなのですが,フリーランスで働くということがわからないという人も多いでしょう。

副業をやりたいけど知識がまったくないからお先真っ暗。

こんな状況を打開してくれるのが,小椋翔著【副業するならカメラマン】です。

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【副業するならカメラマン】を読むことで,副業のハードルは下がります。

また「私が副業なんてできるのか?」という不安も軽減されるでしょう。

この記事では【副業するならカメラマン】を要約し,気になったところを解説していきます。

本を読んで得た知識を僕なりにかみ砕いたり,すでに持っている知識と混ぜたりしているので,必ずしも本書と同じ内容ではない場合もあります。

長いあいだ下積みや修業をしないと仕事にしてはいけないのか問題

【副業するならカメラマン】に対する批判があるとすれば「カメラマンをなめるな」だと思います。

実際に口コミとかチェックするとそのようなコメントがちらほら。

僕も職人気質な人がいるような業界の人間なので,この問題については長い時間をかけて考えています。

【副業するならカメラマン】の結論は「”ビジネス”と”知識やスキル”は別物」というものです

僕の結論も同じです。

その業界でトップをとるような知識や技術の持ち主がお金持ちかと言われたら,実はそうではないことのほうが多いのです。

わかりやすいのは「ピアノ系YouTuber」でしょうか。

ピアノ系YouTuberの中には,たくさんのチャンネル登録者数を抱えている人たちもいます。

おそらくその人たちには経済的には成功しているでしょう。

ですが,その人たちがピアノ業界でトップなのかと言われたらそうではありません。

おそらくトップのピアニストからすれば技術的にはそうでもないのかもしれません。

ですが,どちらがビジネスとして成功しているかと言われると…

もちろんこれは「どちらが正しい」という話ではありません。

職人気質で一生技術を追い求め,お金には興味がないという人もいるでしょう。

それはそれで素晴らしいことだと思います。

問題なのは「私は技術があるのになぜ稼げないんだ」「私よりも技術がないやつらがなぜこんなに稼げているんだ」という考えを持っていることなのです

お金を稼げるというのは,お金を払ってくれる人=顧客のニーズを満たしている場合だけであり,そうでなければいくら知識や技術があってもお金を稼ぐことは難しいのです。

【副業するならカメラマン】はそういう視点で読んで「じゃあ自分ならどうするかな」と自分の頭で考えることが大事です。

ちなみに僕は一眼レフのカメラを持っているので,自分の今の状況でどうやってマネタイズできるかなって考えながら読みました。

アイデアもいくつか出ましたよ。

単焦点レンズを買う

プロっぽい写真と言えば「背景がぼけている写真」をイメージする人が多いでしょう。

単焦点レンズを使えば,ボケ感が出る写真が簡単に撮ることができます。

僕もさっそく買って撮ってみましたが,本当にいい写真が撮れます。

僕の技術はまったく変わっていないのに,レンズが違うだけでこんなにいい写真が撮れるとは。

ちなみに僕が買った単焦点レンズはこちら。

SNSのアイコンを撮らせてもらう

【副業するならカメラマン】で紹介されていた事例に「インスタグラマーの写真を無料で撮らせてもらう」というのがありました。

無料で撮影させてもらって,気に入ってもらえたら自分のアカウントつきで投稿してもらうという作戦です。

いきなりインスタグラマーの写真を撮らせてもらうのがハードルが高いというのであれば,友達のSNSのアイコンに使える写真を撮らせてもらうといいでしょう。

プロが撮影した写真をSNSのアイコンにしている人は多くないので,かなり喜んでもらえるのではないでしょうか。

友達周りに無料で撮らせてもらって,自分の実力がついてきたらちょっとずつお金をいただくようにすればいいのではないでしょうか。

道具は必要になってから購入する

何かを新しく始めようとなると,必ず初期コストがかかります。

とくにカメラなんて,いろんなものを買わなければいけないという先入観があるでしょう。

僕も最初一眼レフカメラを買ったときは,けっこういろいろ買ってしまいました。

でもよく考えたら「使わなければいけない」という状況になってから買ってもまったく問題ありません。

例えば,最初に望遠レンズとかを買ったとしましょう。

でも遠くを撮る機会なんてそこまでありません。

最初に買ってしまって1年間使わなかったら,その間にレンズは安くなっている可能性もあるし,もっと性能がよいレンズが出るかもしれません

もちろん最初に買って練習したいというのであれば別ですが,基本的には「必要になった時点」で道具は買っていけばいいと思います。

人に仕事を振る仕組みをつくる

著者の小椋さんは現在,1件100万円で撮影の仕事を受けているそうです。

それ以外の案件は他のカメラマンに仕事を振って,報酬の半額をいただくという仕組みにしているとのことです

やはり収益を増やすには,自分だけでやらないというのは必須。

自分のキャパを超えたときに人に仕事を振って利益を得る仕組みを考えておくべきですね。

僕はまったく考えてなかったですね。

仕事の依頼は全部自分でやってしまってましたね。

さっそく人に仕事を振る仕組みを考えていきたいと思います。

先に自分の報酬を決め,その額を得るためのサービス内容を考える

フリーランスで仕事をするときに,自分のサービスを考えますよね。

そのときに料金設定をすると思いますが,多くの人は今の自分のスキルから料金を考えたり,相場をチェックして決めると思います。

これを逆にしようって話です。

カメラマンだったら1時間5万円が最低ラインだそうです。

であれば,まず「1時間5万円」と決めて,その5万円に見合うサービスを考えていくということです

まとめ

「知識やスキルがないとお金をもらってはいけない」という呪縛のせいで,自分の人生を動かせない人がたくさんいます。

この呪縛をかけている人たちの主張もわかります。

ですが自分の人生は一度しかありません。

呪縛をかけてくる人たちの人生と,自分の人生は違うんだとわりきることは重要です

個人的には違う人生を歩んでいる人たちを邪魔せずに,逆にそこから学べることもあるということをみんなに知って欲しいなと思っています。

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