ロン・フリードマン【リバース思考 超一流に学ぶ「成功を逆算」する方法】要約レビュー

ビジネス書
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  • 創作活動をしているが、自分のオリジナル作品を創ることに苦労している。
  • ヒットするものってどうやって創るの?
  • 創作の公式みたいなものがあるなら知りたい。

インターネットが発達して、誰でも自分の創作物を世の中に広めることが可能になりました。

しかし、広めることはできても、作品そのものがクオリティが高くなければ意味がありません。

作品を創るということは、昔よりは簡単になったものの、バズる作品というのは何かしらの共通点がありそうです。

今回紹介するのは、ロン・フリードマン著【リバース思考 超一流に学ぶ「成功を逆算」する方法】です。

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【リバース思考 超一流に学ぶ「成功を逆算」する方法】によれば、一流のものを生み出すためには、すでにある一流なものを理解し、分解し、再構築すればいいとのこと。

「理解・分解・再構築」とは、【鋼の錬金術師】に出てきた概念で、新たなものを創るときにはこの工程を経て創ります。

マンガ内では、まるで魔法のように物質を精製してしまいますが、【リバース思考 超一流に学ぶ「成功を逆算」する方法】では、僕たちでもできるような方法を詳しく教えてくれます。

この記事では【リバース思考 超一流に学ぶ「成功を逆算」する方法】を要約し、気になったところを解説していきます。

本を読んで得た知識を僕なりにかみ砕いたり,すでに持っている知識と混ぜたりしているので,必ずしも本書と同じ内容ではない場合もあります。

理解するためにコピーする

オリジナリティがある作品を生み出すために僕たちがまずやるべきことは「コピーする」ということです。

絵を描く人だったら、名画と言われるものを模写してみたり、小説を書く人であれば、ベストセラーになった小説の構成や表現などを真似て書いてみたりします。

「オリジナリティを目指すのにコピーしちゃダメでしょ」と思うかもしれませんが、コピーをすることはものすごく勉強になります。

作品をコピーしようと思ったら、ものすごく注意しながら、作者の意図などを探すようにしないといけません。

なんとなく作品を見るだけでは得られない洞察がたくさんあります。

僕はインスタのリール動画でバズったことがあるのですが、これは「今流行ってる動画」をコピーしました。

例えば「全体の長さはどれくらい」とか「文字はどこ入れる」とか「何秒ごとに切り替える」みたいなことを全部メモして、それに近い動画を作りました。

一発でバズったわけではありませんが、何本かコピーをしながら出したらバズりました。

もちろん最後までコピーのままであれば、本当にコピー品になってしまうのでダメですが、世の中にヒットするものを理解するのは、ヒットしているものをコピーし、理解するのが手っ取り早いです。

マイナーチェンジを目指す

今ヒットしているものをコピーすることは、トレーニングの側面として非常に重要ですが、コピーだけを続けていても二番煎じで終わってしまいます。

コピーすることでその作品を理解したあとは、そこに自分のオリジナリティを付け加えることで自分の作品として再構築していきます。

ここまで読んで「まわりくどいから、最初から誰の影響も受けずに完全なオリジナリティを目指すべきじゃない?」と考えた人もいるかもしれません。

でも残念ながらそれでは世の中に認められる作品を創ることは難しいでしょう。

なぜなら斬新すぎるものを創っても、世の中はそれを受け入れるだけの器がないのです。

ファッションなんか考えるとわかると思いますが、パリコレに出ているような奇抜な服を着たいと思いますか?

あれはあれでおそらく素晴らしいファッションなのでしょうが、普通の人は着たくないわけです。

普通の人が着たくない=ヒットはしないということです。

今よく使っているアプリが急に大幅なアップデートをすると最初は使いにくくなります。

それだけでもストレスを感じませんか?

人間は大きな変化は受け入れることができない生き物なのです。

これを防ぐためには「今あるものにちょっとひねりを加えたものがいい」と書かれています。

いわゆる「マイナーチェンジ」ってやつです。

だからこそ今あるものを徹底的に調べつくすことが重要で、それをするために一番手っ取り早いのがコピーです。

そして、そのコピーをもとに自分のオリジナリティを発揮すればいいのです。

ビジョンと能力のギャップを乗り越える

自分が上達するスピードの予想と、実際の上手くなり方ってピッタリ合うことってなくないですか?

例えば「3年以内に絵のコンクールで入賞する」と考えて努力していたとしても、3年で結果が出ないみたいなことって多いと思うんですよね。

こういうのを「ビジョンと能力のギャップ」と言うそうですが、ほとんどの人がこの「ビジョンと能力のギャップ」のストレスに耐えられないと言われています。

まあわからなくもないですよね。

自分としてはすごく努力したはずなのに報われないってことになると、誰でも落ち込みます。

しかし、それでもより高みを目指すのであればこの「ビジョンと能力のギャップ」を乗り越えなければいけません。

乗り越え方はいろいろあるかもしれませんが、やはり結果ではなく過程にフォーカスすることが一番でしょう。

自分の能力不足を嘆くのではなく、改善の余地があるということにフォーカスをあて、むしろ喜ぶという姿勢が大事なのです。

この姿勢を貫くことができれば、能力不足に耐えられずに辞めることもないでしょうし、いつの日か必ずゴールにたどり着くことができるはずです。

まとめ

リバース思考 超一流に学ぶ「成功を逆算」する方法】によれば、一流のものを生み出すためには、すでにある一流なものを理解し、分解し、再構築すればいいとのこと。

「何かしたいけど、何から手をつけていいのかわからない」という人も多いでしょうが、まずは自分がすごいと思うコンテンツを理解することから始めてみるといいでしょう。

なんでも自分で1からやりたいという人もいるでしょうが、まずは模倣から入るのがやはり近道です。

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