山田悟【糖質疲労】要約レビュー

健康
記事内に広告が含まれています。
  • 運動や食事制限をしていても体脂肪が減らない。
  • お昼ご飯を食べたら睡魔が襲ってきて仕事にならない
  • 甘いものが大好きで将来糖尿病にならないか不安。

僕は食事にはけっこう気を使っているのですが、糖質が高い食べ物が大好きでおそらく糖質摂りすぎなんですよね。今のところ健康診断の数値は悪くはないので、糖尿病とかではないのですが、将来的にはわかりません。

とくに精製された糖質は体に悪いとわかっているのに辞められていない意志弱男です。

今回紹介するのは、山田悟著【糖質疲労】です。

created by Rinker
¥1,509 (2025/02/02 22:32:27時点 Amazon調べ-詳細)

【糖質疲労】の主張は「糖質の摂取を控え、たんぱく質と脂質でお腹をいっぱいにすれば我慢することなく健康になれる」というものです。

糖質が我慢できない僕としては、我慢せずに糖質を控えることができるならありがたい話です。

この記事では【糖質疲労】を要約し、気になったところを解説します。

本を読んで得た知識を僕なりにかみ砕いたり、すでに持っている知識と混ぜたりしているので、必ずしも本書と同じ内容ではない場合もあります。

食事をする前にプロテインを飲む

「痩せるためには食べる順番が大事」という意見が出回っていますが、それでカロリーが増えたり減ったりはしません。最初にサラダを食べると痩せるとよく言われているのは、最初に食物繊維を摂ることで満腹中枢を刺激するため、他のものがあんまり食べられなくなるからだと言われています。

しかし、血糖値の上昇を抑制するためには「糖質を最後に食べる(カーボラスト)」といいのだとか。

インクレチンという血糖値の上昇を抑制するホルモンがあるのですが、たんぱく質や脂質を摂ってから20分後に分泌されるので、それから糖質を摂ったほうがいいんですね。ようするにおかずを食べ始めてから20分後にご飯を食べたほうがいいということ。

ただこれ実際にやってみようと思ったのですが、普通の食事では難しいです。一口目を食べてから20分待ってるとたいていのおかずは食べつくしてしまいます。

もしこの方法を試してみるのであれば、食事の前にプロテインを飲むといいでしょうね。これなら簡単です。

糖質がなくても動ける

「疲れたら糖分を補給するために甘いものを食べるべき」という人がいますが、日本人は欧米人に比べインスリンの分泌が遅いので少ない糖質量でも十分、もしくは過剰になり血糖異常になりやすいそうです。

よくアスリートが競技前に「カーボローディング」と言って糖質を積極的に摂取する食事法がありますが、あれは日本人には向いてないってことです。

また足りなくなっても肝臓がブドウ糖を生成してくれるので、糖質を食べなくてもめったなことでは不足することはありません。

「糖質はエネルギー」と義務教育でも習うのですが,糖質を抑えた食事をしていると脂肪をエネルギーとして扱えるようになるのです。これを「ファットアダプテーション」と言います。

僕はかなり運動をしているし、食事にも気を使っているつもりですが、体脂肪率が20%くらいをうろうろしてるんですよね。これおそらく、糖質が大好きで、糖質をエネルギーとして使う体になってるから、脂肪の消費が少ないんだろうなと思っています。

脂肪をエネルギーとして使えるようになるまで2〜4週間はかかるようなので、1ヶ月くらい糖質を控えてみるかな〜

まとめ

糖質疲労】の主張は「糖質の摂取を控え、たんぱく質と脂質でお腹をいっぱいにすれば我慢することなく健康になれる」というものです。

この主張にはおおむね同意しますが、【糖質疲労】の中には「カロリーの質」や「脂肪の酸化」についての言及がなかったので、ちょっと誤解を招く本でもあるのかなと思いました。

【糖質疲労】だけでなく、パレオさんの【一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書】や【不老長寿メソッド】も合わせて読むと、より健康についての理解は深まるのではないかと思います。

created by Rinker
¥1,509 (2025/02/02 22:32:27時点 Amazon調べ-詳細)
タイトルとURLをコピーしました