読書が習慣になって5年くらい経ちますが、最近ようやく本の読み方がわかってきた感じです。
本の読み方がわかった状態だと、本のみならず、ドラマやアニメ、リアルな体験からでも教訓を得ることができ、得たものを活用できるようになってきます。
そんなときふと、娘のために購入したこども向けの本を読んでみたところ、けっこういいことが書いてあるんですね。
ということで、こどもにおすすめの本シリーズとして、こどもでも読めると思われる本を紹介していきたいと思います。
他の記事よりも気軽に書けたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
さて今回紹介するのは、【ちいかわ お友だちとのつき合いかた】という本です。
イラストはナガノさん、監修が加藤裕美子さんが担当してくれています。
ツイッターで「大人が読んでも役に立つ」という感じで紹介されていたので買ってみました。
【ちいかわ お友だちとのつき合いかた】を読んで、こどもに身につけて欲しいと思った知見を紹介していきます。
意見がちがっても間違いではない
これは我が子にもけっこう言ってることなのですが、意見が違うことは悪いことではないんですよね。
意見が違うときに、こちらが無理やり相手に合わせたり、お互いを否定するような言葉をかけてしまうからダメなわけで。
そんなときの方法の一つとして、相手と仲が悪くならないように「まあるい言葉をつかおう」を書かれています。
これは大人の僕のほうができてないことなので、我が子の見本になれるように気をつけなければ…
聞き上手になろう
いわゆる「傾聴」ってやつですね。
やっぱり聞き上手は相手に好かれるし、自分のことばっかり話している人はあまり人から好かれません。
「他のことはいったんストップして、相手の言葉に集中して聞くことが大切」とまあスマホ触りながらこどもが話しているのを聞いている大人たちには耳が痛いことを突いてくれてますね。
自分からはなれて自分を見る
これも認知行動療法なんかでよく言われている「第三者視点」とか「壁に止まっているハエ」のことですね。
【ちいかわ お友だちとのつき合いかた】の中で書かれている文脈とは若干異なるかもしれませんが、でも「俯瞰して自分を見る」というのは大事です。
俯瞰して自分を見ることができるようになると、自分がヤバいことをやってるということにも気づけるようになるし、自分がやってしまったことはそこまで大事(おおごと)ではない、ということにも気づけます。
自分のことを「いちばん大切なお友だち」だと考える
いわゆる「セルフ・コンパッション」ですね。
自分のことを最高の親友だと思い、自分を許し、前に進ませるテクニックのことです。
何かミスをすると、自分のことを責めてしまいがちですが、責めてもいいことはありません。
責めることで「こんなに責めたんだから反省しなくていいや」という心理が働き、結局いつかおなじことを繰り返すようになります。
それなら、自分を許し、反省することで、前の自分よりも成長した自分になれるわけで。
自分のことは責めるけど、親友が同じことをやったらそこまで責めないでしょ?
それを自分にもしてあげましょうということなんです。