川下和彦,たむらようこ【がんばらない戦略】要約レビュー

こどもにおすすめの本
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  • 頑張っているのに報われない。
  • 周りに自分よりも頑張ってない人が成果を出していて焦る。
  • もしかしたら自分はムダな努力をしているのではないか。

若いころは「根性」という言葉が好きで,なんだかんだで根性でいろいろ解決してきました。

ただそれは学生のころの話。

個人事業主で仕事を始めた24歳からは根性だけではどうにもならなくなってきました。

でも誰か仕事について手取り足取り教えてくれるわけでもなく,迷走した時期があるのも事実。

「世の中がむしゃらに頑張ればどうにかなるというのは嘘」ということに早めに気づけてよかったと思ったことを記憶しています。

今回紹介するのは,川下和彦,たむらようこ著【がんばらない戦略】です。

【がんばらない戦略】を読むと,頑張る,頑張らないは結果に直結せず,いかに結果に直結する行動ができるかどうか,行動さえできていれば頑張っていようが頑張ってなかろうが関係ない,ということがわかります。

頑張るということは美徳なのでどうしてもそちらに引っ張られますが,頑張っていても行動していない人は,残念ながら結果は出ないのです。

この記事では【がんばらない戦略】を要約し,気になったところを解説していきます。

本を読んで得た知識を僕なりにかみ砕いたり,すでに持っている知識と混ぜたりしているので,必ずしも本書と同じ内容ではない場合もあります。

意思決定カードは1日10枚しか使えない

「毎日同じ服を着る」というのはよく聞く話。

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグなど,成功している人が毎日同じ服を着ていることは有名です。

毎日同じ服を着る理由は「服を選ぶことに意志力を使いたくないから」というのをよく知られていることでしょう。

【がんばらない戦略】のいいところは,この話を「1日の10枚のカードしか切れない」と表現したことだと思います。

ジョブズを真似して同じ服を着るようにしていても,他のムダなことで意思決定力を使っていたら意味がありません。

そこで大事な決断をすることは「1日に10回しかできない」と考えるのです。

意志力が減っていくというのは知っていましたが,僕はこれをドラクエのMPみたいな感覚で考えていました。

「この意思決定にはMPを10消費する」「この意思決定は18」とか考えていたのですが,これってよく考えたら面倒くさいですよね。

それなら数値で考えるのではなく,回数で考えるとものすごくわかりやすいわけです。

しかも10回ってけっこう絶妙な数字ですよね。

何も考えずに使ってしまうとおそらく朝にはなくなってしまいますし,訓練してよく考えて使ったら1日で使い切れないくらいの回数です。

この10枚のカードを無駄遣いしないためには,生産性に直接関係ない行動は自動化することでしょう。

僕ならこんな感じに自動化しますかね。

  • 朝に行動することは Routinery(ルーティンタイマー)で管理。
  • 朝食は食べない。
  • インナーウェアと靴下は毎日同じもの。
  • カフェで頼むメニューはブラックコーヒー。
  • 昼食はプロテインとバナナ。

仮に上記の項目をすべて意思決定してしまうと,これだけで10枚は使い切りますからね。

こうやって視覚化すると一目瞭然です。

怖いですね。

予約をしてしまう

なかなか行動できなくて先延ばし癖がある人は「予約をしてしまう」ことをオススメします。

予約をすることの本質は「他人を巻き込む」ことであり,他人を巻き込むことでその人に迷惑をかけれないという心理が働き,行動できるということです。

人と約束したけど約束を破るってけっこうヤバいやつですからね。

そういうのは論外でしょう。

「SNSで宣言する」のも同じ原理で,人の目を意識するから行動力が上がるってことですね。

僕は宣言してもけっこうサボるので(おい)予約のほうが使いやすいですね。

僕は4ヶ月に1回,歯の定期検診に行くのですが,歯医者さんから催促のハガキが来たら即予約してしまいます。

今年40歳なのですが,今までまったくやってこなかった健康診断も予約して行動することができました。

逆に予約することがちょっとクセになる感じで楽しくなりました。

ゴールを設定するだけではなく,スタートも設定する

このテクニックは,自分のタスクのしめきりだけを設定するのではなく,始める日時も決めてしまおうというテクニックです。

これは確かに盲点でしたね。

例えばスタートも設定するとこんな感じでしょうか。

チラシのデザインから入稿まで

  • スタート:12月1日
  • ゴール:12月14日

しめきりという「点」を設定するだけでなく,作業をする時間を「線」で管理するってイメージでしょうか。

このテクニックは使えそうです。

ちょっと何かこれからやるタスクで設定してみましょうか。

曜日を決めてしまう

燃えるゴミの日は火曜日と金曜日,プラゴミは水曜日,みたいな感じで,何かをやらなければいけないとき,曜日を決めてしまうのもいい方法です。

例えば学生ならテスト勉強をするとき,月曜日は数学,火曜日は国語,みたいな感じで割り振ってみるのはありですね。

このテクニックは毎日しないことで有効ですよね。

例えば僕は1週間に1回やることがあります。

  • 日曜日:1週間分のサプリを仕分けする。
  • 月曜日:レチノールを塗る
  • 土曜日:爪を切る

これらのタスクはリマインダーのアプリで管理しているのですが,よく考えたら日曜日を「美容の日」って設定してしまい,日曜日に全部やればいいですよね。

同じカテゴリのことなので同じ曜日にやったほうがいい気がします。

あとは僕の週の真ん中は木曜日なので,木曜日は仕事はするのですが,「休息の曜日」とし,夜更かしせずに早く寝るとしようかなと思いました。

苦痛が発生しない負荷で毎日繰り返す

よい行動を習慣化するためには「小さく始める」ことはよく知られていることです。

小さな習慣】では「ばかばかしいくらい小さな1歩」と表現されていて,著者のガイズさんは毎日腕立て伏せ1回することで運動の習慣をつけていったと書かれています。

【がんばらない戦略】では「苦痛が発生しない負荷」と表現されていて,元体育会系の人からすればありえない量である腹筋10回から運動習慣をつけたと書かれていました。

内容は同じなのですが,どの表現がしっくりくるのかは人によって違います。

僕は【がんばらない戦略】で書かれていた「苦痛が発生しない負荷」というのは非常にしっくりきました。

まとめ

がんばらない戦略】はストーリー形式で話が展開されるので,あまり本を読まない人でも読みやすいと思います。

だからといって内容はしっかりしていて,心理学に基づいた内容なので実践して損はないでしょう。

僕としては内容は知っている内容だったのですが,言葉のチョイスがすごくしっくりきました。

いくら知識がたくさんあっても,自分にしっくりくる表現がないと行動に移すまでに時間がかかります

だから知っている内容の本でも読んでみるのですが,これは当たりでした。

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