最近の AI の勢いはすごく、僕も ChatGPT には非常にお世話になっております。あくまで自分の仕事のサポートとして使っているのですが、使いこなしている人の中にはアプリを作ったり、文章を作ったり、イラストや歌を作っている人もいます。
AI の出現で「仕事が楽になった」とか「自分の仕事がなくなるのではないか」みたいなことも言われていますが、新たな価値観が生まれたことは確か。生まれてしまったものは無視できないし、この価値観は消えることはないかと思います。
大事なのは「自分は AI とどう関わっていくか」というスタンスだと思います。
今回紹介するのは、大塚あみ著【#100日チャレンジ:毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった】です。

【#100日チャレンジ:毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった】は著者が ChatGPT を使って100日連続でアプリを作成し、公開していく過程が書かれており、その中での気づきが非常におもしろく勉強になりました。
この記事では【#100日チャレンジ:毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった】を要約し、気になったところを解説していきます。
AI を使いこなすには使う人にも知識や能力が必要
著者の大塚さんは最初、大学のレポートをサボるために ChatGPT を使いはじめて、その流れでアプリを作ることになりました。最初のうちは簡単なアプリを作っていて、作るのも簡単だったそうなのですが、だんだん難しいアプリに挑戦し始め、AI を使っても簡単にできなくなったようです。
AI を使ったことがない人はピンとこないかもしれませんが、AI は万能じゃないんですね。僕たちの指示に従っていろんなことを答えてくれるのですが、質問が曖昧だったり、的を得てなかったらそれなりの回答しかしてくれません。
これは人間同士の会話でもそうで、質問が下手な人って雑な質問しかしませんよね。で、答えが自分の欲しい回答じゃなかったら「そういうことじゃなくて」って何回かやりとりしますよね。AI もそれと同じなんですよね。
ようするに質問者のレベルによって、ChatGPT も教えてくれる回答が変わってくるのです。
AI に仕事が奪われると感じている人はしばらくは安心してもいいと思います。なぜならAI に的確な質問をできるのは、その仕事を奪われると感じているプロの人たちだからです。僕たち素人が AI に「歌を作って」とテキトーに投げてもたいした曲はできないでしょう。
過去に作ったものをもう一度作ってみる
「100日連続でアプリを作り、SNSで公開する」という作業は並大抵のものではありません。おそらくほとんどの人は脱落するでしょう。
当然ネタもだんだん尽きてくるのですが、別に毎回新しいアプリを作る必要はないわけです。例えば以前作ったものを再び作るというのもアリ。
以前作ったアプリを再び作るときに気づくのは「以前の自分と今の自分は違う」ということです。最初は AI に丸投げで作っていたけど、だんだん実力もついてくるわけで、以前には持っていなかったスキルも使えるし、楽にできたり、もっとクオリティが高いものができる可能性もあります。
この方法だと、「自分が成長した」という事実に嫌でも気づきます。成長って定量化しにくいので「自分って成長してるんだろうか」と不安になる人が多いですが、過去にやったことがあることを再びやってみると自分の成長はわかりやすいでしょう。
僕も昔には意味がわからなかった本とかを今読むと、すごく理解できるようになったときに「あー読書を続けて良かったな」と感じています。
人生の主体は自分自身
今のところ、AI が出現したことで自分たちが何もしなくても生活できているかと言われたらそうではありません。確かに楽になったことは増えましたが、まだまだ「座っていたら勝手にご飯が出てくる」みたいな世界にはなっていません。
AI はいろいろなことに答えてくれますが、それが合っているかどうかを判断できる知識が人間には必要ですし、解決策を与えられても、それが「部分的な解決策」ではなく「全体を通しての解決策」かどうかは人間が自分で判断する必要があります。
「作品作りの主体は私」という記載がありましたが、まさにそれで、AI はあくまで自分の「相棒」のようなもので、自分自身が動かないと役に立たないものなのです。
この考えは今までも、そしておそらくこれからも重要でしょう。「自分はこれがやりたい」とか「こうなりたい」っていう意志がない人をAIは助けてくれないし、人間も助けてくれないと考えたほうがいいでしょうね。やはり手を差し伸べることができるのは、何かをやりはじめた人だけです。何も考えない人には適切な支援はできませんね。
まとめ
【#100日チャレンジ:毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった】は著者が ChatGPT を使って100日連続でアプリを作成し、公開していく過程が書かれており、その中での気づきが非常におもしろく勉強になりました。
AI の出現で、それを積極的に使いこなそうとする人は恩恵を得られたし、使う意志がない人には何も関係ない、というある意味「人間くさい人生」について考えるきっかけになりました。
「人生の主体は自分」っていうことは忘れないで生きたいですね。