本田勝一【日本語の作文技術】要約レビュー

ビジネス書
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今回は本田勝一著【日本語の作文技術】について要約しレビューします。

最近,文章に関する本をたくさん読んでいるのですが,これは【ブログライティングの教科書】を書かれた中島大介さんがご自身のYouTubeチャンネルで紹介なさってた本です。

読者にとってわかりやすい文章を書く技術を解説してくれている本なのですが,どちらかというと「日本語のルール」を説明している部分が多いですね。

修飾語の書き方,句読点の付け方,改行の仕方など,文章を書くことを仕事にするのであればおさえておきたい基本のようなものが解説されている良書です。

ちょっと小難しいですが,今までなんとなく書いていた文章に命を吹き込まれるような感覚におちいります。

非常に勉強になるので,とくに文章を書くことを仕事にしている人は読むべきでしょう。

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修飾語と被修飾語は直結する

例えば以下のような文章について考えてみましょう。

私は小林が中村が鈴木が死んだ現場にいたと証言したのかと思った。

意味がさっぱりわかりませんよね。

これを次のように整理したらどうでしょうか。

鈴木が死んだ現場に中村がいたと小林が証言したのかと私は思った。

これなら意味が分かるでしょう。

これは修飾語と被修飾語を1番近くに置いて直結しただけです。

ここまで複雑な文を書くことはほとんどありませんが「修飾語と被修飾語は直結する」というルールを覚えておけば分かりやすい文を書くことができます。

他にも修飾語に関してはいろいろルールがありましたので,知りたい方はぜひ読んで勉強してください。

修飾語のルールを気をつけるだけでも文章は格段に読みやすくなります。

改行は思想ごとにする

僕もブログで文章を書いているときに1番迷うのは「改行」です。

本書に書いてある改行のルールは「思想ごとにする」ということでした。

1つのことについて書いているときは改行せず,また違うことを書くときに改行するということです。

だからなかなか改行がないときがあっても不思議ではないし,すぐに改行になっても不思議なことはありません。

1番ダメなのは,1つのことを書いている途中で「長いからそろそろ改行するか」とテキトーに改行することです。

改行は中身でやるということですね。

このブログの場合は1文ごと,丸をつけたら改行し,場面が切り替わるときに空白でスペースを設けて読みやすくしているつもりです。

本書に書いてあるルールには沿っていませんが,紙の文章とWebライティングはやはり違うと思っています。

紙の文章のようにこのブログを書くと,読んでくれない人が出てくると思い,かなり改行していますが,空白スペースを本書で言っている改行のつもりで使っています。

具体的なやり方は違いますが,根本は同じように書いているのです。

声に出して読んでリズムを確認する

文章を書いてみたら声に出して読んでみることが推奨されていました。

声に出して読んでみると「リズムの悪さ」に気づくことがあるからです。

僕もブログ記事をいったん書き上げてから冒頭から黙読してみると,リズムのおかしい文章があることに気づきます。

1日置いて読んでみるともっと気づきます。

リズムが悪かったら文字を足したり,もしくは消したりします。

また繰り返し使われている語句(「です」「ます」など)とかにも気づくのでオススメです。

まとめ

小難しい本なのですが,1つのことをすごく丁寧に解説しているので興味があるところだけ詳しく読み,文章のルールについては太字で書いてあるので拾い読みしてメモしていけばいいと思います。

大事なのは実際にルールを使って文章を書いてみることです。

そうすると覚えていきます。

そこで疑問を感じたらまた本を読む。

これでライティングは上達していくはずです。

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