サプリや健康商品を使ってみて効果が出ないのはまあ許せるとして,逆に害になってしまうのは許せません。
そして,それらにお金や時間というリソースも奪われていたと考えると,そのようなサプリなどは避けたいところです。
実際にサプリや健康商品には効果があるのでしょうか?
また悪いサプリや健康商品を掴まされないためにはどうすればいいのでしょうか。
そんな疑問に答えてくれるのが,鈴木祐著【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】です。
![](https://happyasaclam.biz/wp-content/uploads/danger-of-taking.jpeg)
【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】を読むと,買ってはいけない薬やサプリ,健康商品,やらないほうがいい健康法がわかります。
テレビで流行ってもてはやされていた方法やほとんどの人が飲んだことがあるであろうサプリも入っていて勉強になりますよ。
この記事では【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】を要約し,気になった部分を解説します。
ほぼ何も買わなくてもいい
【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】の目次は次の通り。
- 薬とサプリの残酷すぎる3つの真実
- 飲むと体を壊す7つのサプリ
- あなたの寿命を縮める9つの薬
- 決して信じてはいけない6つの健康法
- 金を出すと損をする13の健康商品
- 結局,私たちは何をすればいいのか?
具体的にどんなものを買ってはいけないのかは【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】を読んでください。
おそらく皆さんが飲んだことがあるサプリなどがかなり出てきます。
結論だけ言えば「ほぼ何も買わなくてもいい」ということです。
ドラッグストアに行くと,サプリや健康商品のコーナーってあるじゃないですか。
のぞいてみるとなんか魅力的に見えるんですよね。
「これを飲めば健康が手に入るのか」と思い,買ってしまったこともしばしば。
【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】を読めば,まずあのコーナーに行くことがなくなります。
なぜかというと,ほとんど買ってはいけないものしかないからです。
サプリや健康商品には国際的な基準がないので審査が甘い
処方薬には国際的な基準があり,その基準により薬の効果の優劣が決まってきます。
ですが,サプリや健康商品には国際的な基準がなく,規制が格段に甘く,研究データも少ないそうです。
商品に掲載されている成分が入ってないなんてこともあるんですって。
【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】の中には,「サプリや健康商品の99%は効果がない」と言いきってるくらいです。
トクホの商品は効果の実感がなくても販売できる
よくCMでやってるトクホ(特定保健用食品)についても注意が必要です。
例えば,とあるメーカーが出したトクホの商品があります。
その商品の効果として,以下のような実験結果が出たそうです。
1日1本,16週間飲むと,おなかの脂肪面積が20.8平方cmも減る
これをみて「効果あるじゃん!」と思うかもしれません。
ではこのデータの中を別の言葉で言い換えるとこうなります。
ウエスト85cmの人だと腹部の半径が2mm減る
ウエスト85cmだと,男性では「メタボ」と判定されます。
それくらいの人がお腹の半径が2mm減ったところで効果を実感できないでしょう。
問題だと思うのは,トクホの商品って高いじゃないですか。
高いお金を効果が実感できないものに投資しつづけることができるのかって言われると微妙ですよね。
それなら最初からトクホの商品は買わないって決めてしまったほうがお金も浮くし,脳のリソースも浮くのではと思います。
ダイエットはカロリーのことだけ気にしていればOK
テレビなどで流行った「糖質制限」や「グルテンフリー」などの健康法にも言及されていました。
結論から言うと,これらも「しなくてもOK」とのことです。
とくにダイエットをする場合,そういう特別な方法に頼らず,シンプルにカロリーだけを気にしていれば大丈夫です。
糖質とか脂質とか関係なく,今まで自分が食べてきた食事から,毎食100〜150kcalずつ減らしていけば自然と体脂肪は減っていきます。
飲み物からカロリーを摂らない
僕もこの情報を知ってから「飲み物からカロリーを摂らない」というマイルールを作りました。
コーヒーに必ずミルクとシロップを入れて飲んでいましたし,なんならカフェオレみたいな飲み物が大好きでほぼ毎日飲んでいました。
でも実は一般的なミルクとシロップを合わせるとそれだけで100kcalくらいあるんですよ。
ブラックコーヒーは4kcalくらいなのですが,ミルクとシロップを入れるだけで104kcalになります。
これをやめると,おそらく1日300kcalくらいは余裕で減らせるんですよ。
実際にこの生活を始めると,体重が増えなくなったんですよね。
飲み物からカロリーを摂っていた時期は,今思えば体重の増減が激しかったんです。
飲み物からカロリーを摂らないと決めてからは,多少食べ過ぎても体重が維持できるようになったんですね。
この経験をしてから,もう糖質とか脂質とかを気にせず,カロリーを減らしていくことだけを意識すれば良くなったので気が楽になりました。
ジャンクフードや加工品は減らしていく
【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】には「カロリーの質」というあまり聞きなれないフレーズがありました。
食べるもののカロリーの質にはこだわりましょうとのことです。
例えばジャンクフードは,カロリーがやけに高いですが,身体に必要な栄養素(タンパク質やミネラル)がほとんど入っておらず,食べても意外とすぐにお腹が減ってしまいます。
これが「カロリーの質が低い」ということです。
対して,カロリーの質が高いというのは,カロリーはそこまで多くないけど,タンパク質やミネラルがたくさん入っていて,食べると満腹中枢を刺激し,食べ過ぎを防いでくれるようなものです。
これは肉や魚,野菜,果物なんかもそうですが,自然のままの素材から作られている食品のことです。
ジャンクフードや加工品はカロリーの質が低いですがカロリーの数値は高いです。
しかしカロリーの数値が高いからといってお腹がいっぱいになるわけではなく,身体に必要な栄養素は入ってないから満足せず,たくさん食べてしまい,カロリーだけを過剰に摂取してしまうんです。
現代ではジャンクフードや加工品を完全に断つことはかなり難しいでしょう。
【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】ではジャンクフードや加工品は食事全体の2割以内におさえようと提案しています。
1週間,毎食食べるとしたら21食ですが,そのうちの2割なので4〜5食くらいはジャンクフードを食べてもOKくらいのルールにする感じですかね。
おそらくこれも最初はきついと思うので,今,自分がどんな食生活をしているのか2週間くらい記録し,そこから1食ずつジャンクフードを減らしていくと無理なく食生活を改善できるのではないでしょうか。
実際に僕の場合,朝は食べないので1週間あったら14食。
そのうちの2割なので2〜3食は許容されます。
たまに1週間のうち4〜5食くらいジャンクフードになってしまうこともありますが,まあだいたいはクリアしている気がしますね。
1日10,000歩を目標に歩く
健康には運動も必須なのですが,まずはとにかく「歩く」ことが推奨されています。
1日20分くらい歩くだけで,歩かない人よりも寿命が伸びるというデータもあるし,歩く人のほうが腰痛や関節痛などが少ないと言われています。
歩数の最低ラインとしては1日に5,000歩とのこと。
これ下手すると達成できないんですよね。
1日中家にいたり,事務所にいたりすると,1日3,000歩くらいで終わってしまう場合があります。
デスクワークの人は意識的に散歩とかをする必要があります。
僕の場合,定期的に運動をしているにも関わらず,1日に10,000歩いかないことがあるんですよ。
やはり仕事でずっと座ってることが多いので,意識的に歩かないと10,000歩いきません。
8,000歩くらいで1日が終了してしまうことが多いので,もうちょっとだけ頑張って1日10,000歩を目指そうと思います。
1日5,000歩も歩いてない人はまずは5,000歩を目指し,徐々に歩数を増やしていけばOKです。
まとめ
【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】から得た学びを一言で言うと
サプリや健康商品は買わなくてもいい
でしょうか。
【minimalism 30歳からはじめるミニマル・ライフ】でもありましたが,自分にとって本当に大事なことに集中するために,不要なものを捨てていくというがミニマリズムの本質です。
ミニマリストまではいかないまでも,自分にとって不要なものがわかるというのはいいことです。
不要なものがわかれば,それにお金や時間,脳のリソースを使わなくてもいいからです。
スッキリした感覚になるんですよね。
おそらくこの本の本質とは少しずれるかもしれませんが,【服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ】を読んだことで,自分の大事なことに集中するということに1歩近づきました。