柿内尚文【パン屋ではおにぎりを売れ】要約レビュー

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  • アイデアが思い浮かばない。
  • 上司や仲間がうなるようなアイデアを出したい。
  • すごいアイデアで人の役に立ちたい。

僕はアイデアを出す仕事をすることが多いのですが、まあそう簡単に良いアイデアは生まれません。

よく「アイデアが降ってくる」という表現を使う人がいますが、正直僕の場合降ってきたことはなく、考えに考え抜いた結果、アイデアが生まれることがほとんど。そしてそのアイデアも絶対に当たるわけではありません。

正直、アイデアを生む苦しみを知っていると、アイデアと向き合うのが億劫になってきます。何かしらアイデアを出すメソッドみたいなものがあれば、そのとおりにやっていけばいいので便利です。

今回紹介するのは、柿内尚文著【パン屋ではおにぎりを売れ】です。

【パン屋ではおにぎりを売れ】には、アイデアの生み出すときのたくさんのメソッドが書かれています。

こういうメソッドを知っているかどうかで、たくさんトライすることができるので良いアイデアを生まれる確率は増えるでしょう。

この記事では【パン屋ではおにぎりを売れ】を要約し、気になったところを解説します。

本を読んで得た知識を僕なりにかみ砕いたり、すでに持っている知識と混ぜたりしているので、必ずしも本書と同じ内容ではない場合もあります。

「広める」と「深める」の両方からアプローチする

【パン屋ではおにぎりを売れ】では、「考える」ということは

  • 考える=広める+深める

と主張しています。

確かに「何かアイデアを考えて」と言われたとき、漠然と考えることがほとんどですが、この二つの視点で考えると、より明確にアイデアを出せる気がします。

この「広める」と「深める」の二つの視点は、何かをスキルを習得するときにも使える考え方だと思います。

価値の再定義をする

【パン屋ではおにぎりを売れ】では、広める視点と深める視点それぞれの考え方が紹介されています。具体的な内容や方法は本を読んで欲しいのですが、今あるものの価値を再定義するというのは大事だと感じました。

【パン屋ではおにぎりを売れ】で紹介されていたのは「町中華」の例です。大手ではなく、個人経営の中華屋さんって家の近くにもあるのですが、なかなか入りにくいです。やっぱどうしても有名なところに行っちゃいますよね。

そこでそういうお店を「町中華」ってネーミングしただけで、今流行ってるじゃないですか。これその中華屋さんは別に変化してないってのがポイントで、今あるモノをどうやって認知させるかってすごく重要なわけです。

これができれば、今自分たちがもっているリソースを有効活用できる可能性はありますし、新しいものを作らなくてもいいのでコストも下がります。かなりコスパがいい方法です。

自分たちが持っているリソースをこねくりまわしてみてください

点と点をつなぐ

スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式でスピーチをしたときの内容が「Connecting the dots (点と点をつなぐ)」でした。

学生のころに勉強している知識や経験って将来どう役に立つのかわかりませんよね。それでも目の前のことに全力で取り組んでいると、そこで身についた点と点が線になり、その線が面になったりして役に立ったりします。

【パン屋ではおにぎりを売れ】はその「点と点をつなぐ」ということを意図的にやってアイデアを作る方法が書かれています。

実は僕もこのブログでやってるんですよね。この記事です

僕はこのブログでは本1冊ずつレビューを書いているのですが、たまにこのようにテーマを決めてまとめ記事を書いています。

このように「まとめる」ことにより、読者にとってさらに価値を与えることができますよね。

この方法は僕が最近意識していることでもあります。読書をしているとたくさんの知識を得ることができるのですが、それをどう使うのかは言及されていないことが多いです。それを自分でまとめてやると他人の役に立つと思うし、自分の知識の定着にもなります。

これを意識していると、もしかしたら自分が持っている知識や経験でも実は役に立つということに気づく場合もあるのでオススメです。

まとめ

【パン屋ではおにぎりを売れ】には、アイデアの生み出すときのたくさんのメソッドが書かれています。

アイデアを生み出すことはセンスが必要と思われていますが、実はこのような地道な作業の連続なわけです。たくさんの方法が紹介されていますので、一つずつ試してみてください。確実にアイデアを生み出すのは早くなるはず。

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