たくさんの情報があふれている今,自分のビジネスを上手くまわしていくことは難しくなっています。
似たようなビジネスはたくさんあるし,お客様も賢くなっているので,自分のビジネスを選んでくれる決め手がない,ということは残念ながらあります。
このような時代に自分のビジネスを成功させるにはどうすればいいのでしょうか?
そのような疑問に答えてくれるのが神馬豪著【ゲーミフィケーション お客様が押し寄せる魔法の集客】です。
本書によれば,お客様の印象に残るような遊び心があるコンテンツを提供することにより,他者と差別化することになり,お客様が自分のビジネスを選んでくれる可能性が上がるということです。
では具体的に「遊び心があるコンテンツ」とはどのようなものなのでしょうか?
プロのお笑い芸人のようなおもしろさや遊び心は必要ありません。
ちょっとした工夫で簡単に他者と差別化することができます。
この記事では【ゲーミフィケーション お客様が押し寄せる魔法の集客】の要約をし,気になったところを解説していきます。
ゲーミフィケーションの5つの要素
実はゲーミフィケーションの要素ってたくさんあって,いきなり全部を覚えて試してみようとすると上手くいかないと思います。
【ゲーミフィケーション お客様が押し寄せる魔法の集客】ではそれを「まず5つ」に絞ってくれています。
まずはこの5つを試してみるとゲーミフィケーションのとっかかりになると思います。
- 即時フィードバック
- レベルアップ
- レベルデザイン
- 競争
- カスタマイズ
それぞれの解説は本を読んで欲しいのですが,この中で印象的だったのは「競争」の具体例でした。
ある居酒屋ではアサヒとキリンのビールを取り扱っているそうなのですが,それぞれ今日は何杯売れているのかというのをお客様が見えるところにあるボードに書くらしいのです。
これを見たお客さんは「アサヒがあまり売れてないからアサヒのビールを頼もうか」とか「キリンのビールのファンだからキリンを頼もう」とか,お客様の行動を促すわけです。
やってることはものすごく簡単で,たぶん明日からでも取り入れることができる方法です。
それでもお客様は「おもしろい」と感じてくれますよね。
この「おもしろい」と感じてくれることが今の停滞しているビジネスを一歩先に進めてくれる大事なポイントになるのだと思います。
パン屋の売上をアップするための方法
【ゲーミフィケーション お客様が押し寄せる魔法の集客】はページ数が少ないので,この記事でいろいろ書きすぎるとよくないと思うのであまり書きません。
最後の章で「パン屋の売上をアップするための方法」という,実際にゲーミフィケーションをビジネスでどう使うのかという事例がたくさん載っていました。
ゲーミフィケーションの要素はたくさんあるので,それらをかけあわせて具体的な方法を考えていきます。
ゲーミフィケーションは具体的なアイデアに落とし込まないとまったく意味がありません。
ゲーミフィケーションをいくら勉強しても使わないと意味がないのです。
【ゲーミフィケーション お客様が押し寄せる魔法の集客】を読んで,ゲーミフィケーションをどのように使えば具体的なアイデアが出てくるのかを掴んでください。
まとめ
僕もゲーミフィケーションは勉強していますが,要素がたくさんあり,どれから手を付けていいのかわかりにくいです。
【ゲーミフィケーション お客様が押し寄せる魔法の集客】にはとりあえず5つメインで紹介してくれています。
とりあえずこの5つから試していき,足りないと感じたら他の要素を勉強して追加していくといいと思います。
5つをしっかりと使ってみて自分のモノになりつつあると,他の要素もスッと入ってくると思います。