JUNZO【人生ドラクエ化マニュアル】要約レビュー

心理学
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  • 毎日が退屈でつまらない!
  • 自分の人生や仕事をワクワクさせたい!
  • ワクワクするような生活ができるようになるにはどうすればいいの?

社会人になると,どうしても日々のルーティンワークから抜け出せません。

ルーティンワークは仕事を効率的にできるというメリットがある反面,おもしろくなくなるというデメリットがあります。

仕事は毎日するものだから,どうせなら少しでもワクワクするほうがいいに決まっています。

つまらない日々をワクワクするものに変える方法はあるのでしょうか。

そんな疑問を解決してくれるのがJUNZO著【人生ドラクエ化マニュアル】です。

【人生ドラクエ化マニュアル】によると,ゲームの三大要素を人生に適用すれば人生がワクワクするものになり,自分の夢まで叶ってしまうと主張しています。

ゲームの三大要素とは以下のとおり。

  • 目的
  • ルール

例えば,ドラゴンクエスト(以下,ドラクエ)なら,世界を平和にするという目的があり,そのために敵を倒していきます。

ドラクエにはドラクエの独自ルールがあり,プレイヤーはそのルールを守りながらゲームを攻略していきます。

この感覚で「自分の人生をゲーム化」すればいいのです。

この記事では【人生ドラクエ化マニュアル】を要約して気になったところを解説していきます。

目的は自らの意志で追加も変更も可能

ゲームの三大要素の1つ目「目的」,これはゴールと言い換えてもいいでしょう。

これは「長期的に達成したいこと」くらいの意味合いです。

本書では以下のような具体例が示されています。

  • イアン・フレミング:スパイになる
  • 八谷和彦:熊がメールを運ぶソフトを作りたい(ポストペット)
  • 童話作家アンデルセン:童話作家になりたい

この目的の話で印象に残っているのが「目的は自らの意志で追加の変更も可能」というところです。

人生の目的がコロコロ変わると印象が悪いですが,実際問題,目的が変わるなんてことは普通にあります。

子どものころにサッカー選手になりたいという目的があった人はたくさんいるでしょうが,その中でどれくらいの人が達成したのでしょうか?

目的なんてコロコロ変わってもいいのです。

それがこの人生というゲームのルールなわけで,このルールを知らない人が「一度目的を決めたら変えたらいけない」などと言ってしまいます。

この呪いはけっこう強く,最後まで目的を完遂できなかったら負け犬という風潮は根強いですよね。

実際に目的に向かって進んでいくと「なんか違うかも」とか「もっとやりたいことがあるかも」と方向転換をすることはよくあります。

むしろ方向転換をするということは「実際に行動した結果」です。

実際に行動しないでグチグチ言ってる人は「目的がコロコロ変わるなんてダサい」とか言ってしまうわけですね。

目的は追加も変更の可能だということは肝に銘じておきたいことです。

敵と戦えば勝っても負けても経験値ゲット

ドラクエの世界だと,敵に勝ったら経験値を得られ,負けたり逃げたりしたら経験値が得られません。

しかし,現実世界は違います。

勝っても,負けても,逃げても経験値を手に入れることができます。

例えば,科学実験でおなじみのでんじろう先生。

もともとは高校の物理の先生だったのですが,授業をまったく聴こうとしない生徒たちになんとか科学の楽しさを伝えたいと考えていました。

そこで実験などで生徒の興味を引こうとして,試行錯誤を続けていくと徐々に授業に手応えが出始めたといいます。

すべての試みが上手くいったわけではありませんが,上手くいかなかったのなら「なんで上手くいかなかったのか」と考えることで経験値ゲットできるわけです。

そのときの経験がサイエンスプロデューサーとしてのキャリアに繋がっていくわけですから,真剣に考えて試してみたことっていうのはすごい経験値が得られるんですね。

失敗を怖れて挑戦や試行錯誤をしないと,そのぶんの経験値は得られません。

挑戦をしない人と挑戦しまくる人とでは圧倒的なレベルの差がついてしまいますね。

現実世界のルールはどこにも明記されていない

ルールは「ゲーム内での決まりごと」です。

ドラクエではゲーム内での決まりごとはきっちりとゲーム内で説明してくれます。

しかし,現実世界のルールはどこにも明記されていません。

現実世界ではルールを「発見」,もしくは「作り」,そのルールを活用するしかありません。

誰かがルールを教えてくれるだろうと待っていたらダメなわけです。

例えば学生のうちのルールはほとんど先生や親が教えてくれます。

しかし大学生や社会人になると,それまでのルールはほぼ適用できません。

常にルールを自分ではない誰かに設定されていた18年間がすぎると,急に自分でルールを設定せざるを得なくなります。

学生のころのルールのまま仕事をしていくと,日々がつまらないルーティンワークになりやすいのです。

ルールを発見するというよりは,いま自分が知っているルールを疑ってみるのがいいかもしれません。

例えば高校や大学を卒業したらどこかに就職しなければいけないなんてのは呪われたルールです。

この呪われたルールを前提として先生や親,友達は生きているし話しかけてきます。

その世の中の当たり前と言われていることを疑ってみることが第一歩なんでしょうね。

まとめ

人生ドラクエ化マニュアル】の内容は,心理学の世界では「ゲーミフィケーション」と呼ばれています。

ゲーミフィケーションの研究はまだまだ未成熟な部分が多数あるようですが,試してみてもデメリットはありません。

とくに目的を達成するためのあらゆる障害を「敵」と認識し,敵を倒すにはどうすればいいのかと考えると,気が楽になります。

自分を,自分の人生の主人公にすることで,一歩引いて物事をみれるようになるので,ぜひ生活に少しずつ取り入れてみてください。

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