若宮正子【やりたいことの見つけかた 89歳、気ままに独学】要約レビュー

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  • やりたいことが見つからない
  • やりたいことがあるけど、挑戦する勇気がない
  • もう若くないから…

上記のような悩みを持っている方は多いでしょう。幸い僕はこのような悩みを持ったことはないのですが、周りの人たちはこういうことを言ってる人けっこういます。

そういう人たちって、何年経っても同じことをしているにも関わらず、ずっと何かを探し続けていたり、できない言い訳をしゃべり続けています。こういう人たちにアドバイスをすることもできるのですが、おそらく聴く耳をもたないでしょう。

ただ、何かしらアクションを起こさないと自分の人生に変化がないのはもう変えられない事実です。本当に変わりたいと思っているのであれば、何か小さなアクションでもいいので起こさなければいけません。そんなときは誰かの体験談なんかを読んでみるといいと思います。

今回紹介するのは、若宮正子著【やりたいことの見つけかた 89歳、気ままに独学】です。

著者の若宮さんは、80歳からプログラミングを学び、我流で作ったアプリがマイクロソフトやアップルの目にとまり、国際的な会議とかにも招かれてしまったという、かなり異質な経歴を持っている方です。

30代の人でも「もう自分は若くないから」と言ってる人いますが、若宮さんは現在89歳ですからね。若宮さんからすれば30代の人間なんて孫くらいですからね。自分のおばあちゃんが前に進んでいるのに自分は何やってるんだと喝を入れられる気分です。

この記事では【やりたいことの見つけかた 89歳、気ままに独学】を要約し、気になったところを解説していきます。

本を読んで得た知識を僕なりにかみ砕いたり、すでに持っている知識と混ぜたりしているので、必ずしも本書と同じ内容ではない場合もあります。

旅行をする

【やりたいことの見つけかた 89歳、気ままに独学】の中に、社会人を成長させるのは「人・本・旅」だと書かれていました。

これはライフネット生命の創業者の出口治明さんの言葉だそうですが、確かにそうだなと思います。どんなに勉強ができて、高学歴でも、本読んでない人や旅の経験が少ない人には魅力が感じられないと僕は思っています。なんか話がつまんないんですよね。

ただ旅行と行っても、パックツアーなんかだと自由度がなく、完全にお客さん感覚で行けてしまうので逆につまらない気がします。僕も旅行は好きですが、絶対にパックツアーはしないと決めています。

ですが、著者の若宮さんはもっと上を行っていて、観光地を旅行するのではなく、現地の人の生活を実際に体験するようにしているそうです。これはすごくハードル高いですが、人生は豊かになりそうですよね。確かに観光地って、観光客向けのものしかないですからね。

僕がアメリカに留学していたころ、逆に観光客が行くようなところにはほぼ行きませんでしたからね。地元のスーパーとかに行ったり、近くの公園とかで遊んだりしていると、そこに住んでいる人たちのことがわかり、観光地とはまた別の経験を味わうことができます。

これを旅行でするのはけっこうハードルが高いと思いますが、少しでもいいから体験できたらいいなと思います。少しずつ挑戦しようかな。

最初からヒットを狙って行動しない

何か新しいことに挑戦しようとしたとき、僕の場合、挑戦自体はけっこう簡単にできるのですが、最初からヒットを狙って、早く成果が出ることを期待してしまいます。

それでなかなかヒットが出ず、数ヶ月も経たないうちに辞めてしまうということがありますよね。副業とかもけっこうやったのですが、それで成果が出ないことのほうが多かったです。

このメンタリティでしばらく生きてきたのですが、最近「結果が出るまで打席に立ち続けられるか」と思えるようになってきました。

何か結果が出るとき、数ヶ月で出る場合もありますが、それはかなり稀なケース。とくに僕なんか、今までのことを考えると、自分が好きで続けてきたことが周りの人よりもできるようになってきたときに結果がついてきたことのほうが多かったわけです。

おそらくそのメンタリティで生きてきたほうが楽だと感じています。【やりたいことの見つけかた 89歳、気ままに独学】では「打席に立たないと始まらない」というテーマで書かれていましたが、僕にとっては「誰かが見つけてくれるまで打席に立ち続ける」ということのほうが心に響きました。

5週間先生になる

ハンガリーがソビエト連邦の衛星国になったとき、ロシア語が必修科目となったそうで、そのときにロシア語の教師がたくさん必要になりました。

そのときに他の語学を教えていた先生たちがロシア語を教える必要性が出てきたのですが、その先生たちがロシア語を学ぶ方法がおもしろかったです。

まずその先生たちは夜学でロシア語を学んだそうですが、5週間勉強したら、習ったことを生徒に教えたそうです。教えながらまた夜に5週間勉強し、その内容をもとに授業を行うということを繰り返していたのだとか。

これは要するに「人に教えることで学習効果がアップする」ということを実践した内容なのですが、5週間という期間がけっこう絶妙だなと思いました。僕も人に教えている立場なので、これを実践してみようかな…

まとめ

著者の若宮さんは、80歳からプログラミングを学び、我流で作ったアプリがマイクロソフトやアップルの目にとまり、国際的な会議とかにも招かれてしまったという、かなり異質な経歴を持っている方です。

若宮さんのパワーはすさまじいものがありますが、自分のおばあちゃんくらいの方がまだまだ前に進んでいる姿を見せられると、「自分はもっとできるのではないか」と思わされます。

これから何年経とうと、自分が最も若いのは「今日」ですからね。何か変わるなら早いほうがいいです。いきなり大きな変化を求めずに、小さな変化でもいいので、自分が小さい変化をしたことを喜びながら前に進んでいきましょう。

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