僕は自営業を営んでいるのですが,広告とかチラシを作るのも自分の仕事となっております。
でもデザインの勉強もしたことないし,センスもないことは重々承知しております。
かといって,デザイナーに頼むお金もないし,手探りでデザインを学んでいきました。
今回紹介するのは,平本久美子,よしだゆうこ著【デザイナーじゃないのに!】です。
【デザイナーじゃないのに!】は漫画なので読みやすいのですが,内容はすごくしっかりした内容になっています。
【デザイナーじゃないのに!】に書いてあることを実践していれば,デザインの勉強を本格的にしてなくても,それなりにカッコいいデザインを作ることができると思います。
僕がチラシを作り始めたときにこの本に出会いたかったくらいの良書。
この記事では【デザイナーじゃないのに!】を要約し,気になったところを解説してきます。
デザインにはルールがある
自力でチラシを作り始めていたころ,自分のセンスのなさに本当にやられました。
【デザイナーじゃないのに!】の中に書いてある「ダサい」事例にみごとに当てはまったチラシを作っていました。
しかもチラシを作ることが自分の仕事のメインではないので,デザインの勉強に時間をかけすぎるわけにもいかず,本当に長い年月をかけながら上手くなっていった感じです。
この本に出会ったのは,もうチラシもそれなりに作れるようになってきたころで,読んだ瞬間に今まで上手くなってきたことが言語化されており,やっぱりちょっと時間をかけてデザインを学んでおけば良かったと後悔しました。
デザインにはルールがあると言います。
センスではなく,まずはそのルールにのっとってチラシを作ってみると初めてでもそれなりのチラシができあがるでしょう。
このルールを知って,街で見かけるチラシやパンフレットなどを見ると,まさにそういうふうにデザインされているというのがわかります。
いや,本当にこのルールを早く知りたかった…
デザインのルールをチェックリスト化する
【デザイナーじゃないのに!】には,デザインの4つのルールとなんかダサく見える12の理由が書かれています。
その内容は【デザイナーじゃないのに!】のコアな内容になるので書きませんが,これらの4つのルールと12のダサい理由,全部で16のポイントをチェックリストにして,デザインするたびに手元に置いておけばいいのです。
チェックリストやガイドラインみたいなものがあれば,チラシの制作は迷いがなくなり,格段に早くなります。
プロのデザイナーでないのであれば,それで十分だと思うわけです。
いろんなデザインを見まくる
デザインが上達するためには,プロが作ったものを見まくって,マネして,実践することです。
とにかく数をこなすしかないですね。
最初から完璧を目指さず,入稿して形になってもどんどんバージョンアップしていけばいいのです。
プロのデザインを見るときは,長所を探しながら見るといいと思います。
逆にダサいデザインを見つけたら,短所を探しながら見るといいでしょう。
そう考えると,街にはいろんなデザインがあり,勉強には困りません。
僕も看板とか,カフェのメニューとかチェックしてますね。
参考になりそうなら写真撮ってます。
まとめ
デザインの知識もセンスもないけど,仕事でチラシとかを作らなければいけないことってありますよね。
僕みたいに試行錯誤して,何年もかけて上手くなっていくのもアリだと思いますが,本で気軽に学べるならそっちのほうがいいと思います。
【デザイナーじゃないのに!】は漫画なので読みやすいですが,内容はめちゃくちゃしっかりしています。
本1冊分の投資でデザインの基本が学べるなら読んでおいて損はないでしょう。