人生には当然浮き沈みがあります。
大事なのは絶好調のときに調子に乗らず、悪いときに踏ん張ることだと思うのです。
今回紹介するのは、スペンサー・ジョンソン著【頂きはどこにある?】です。
【頂きはどこにある?】は、人生がいい時と悪いとき、それぞれどのように振る舞えばよいのかを教えてくれる本です。
この記事では、【頂きはどこにある?】を要約し、気になったところを解説していきます。
学んだことをひけらかさない
新しいことを学ぶと、ついついその知識を自慢したくなりませんか。
僕はそういうことがありましたね。
Dラボの知識だったり、本を読んだ知識を積極的に人に話していました。
ただその知識は、まだまだ実践してない「机上の知識」でした。
今思ったら愚かでしたね。
【頂きはどこにある?】では、若者が老人から知識を授かり、同僚に伝えてたら周りから人が自分を避けるようになったと書かれています。
逆の立場になったらわかりますよね。
ただただ知識をひけらかされるのはうざいだけ。
それならその知識を自分で使ってみて、実際に自分が変化する必要があります。
変化した自分を周りが認めてくれることではじめて、その知識を人は聞いてくれるはず。
しゃべるよりも行動すること。
わかっていてもなかなか難しいのですが、自慢したくなったらこの言葉を思い出すようにしています。
自分を谷に追いやった行動の逆のことをする
【頂きはどこにある?】の中では、人生で好調なときを「山」、不調なときを「谷」と表現しています。
自分が人生の谷にいるとき、それには必ず原因があるはず。
例えば職場の人によく思われてないという場合、普段の自分の態度や行動が悪い可能性があります。
自分の悪いところに目を向けるのは勇気がいることですが、まずはその原因となった行動を特定し、それと逆のことをすれば谷から山へ登ることができるはずですよね。
みたいな感じでリストアップして、逆の行動を書いていくとかいいかもしれません。
紙に書き出してみると、やるべきことははっきりします。
ものごとは思っているより良くも悪くもない
自分が山にいるとき、すべてのことがよく見えるでしょうし、自分が谷にいるときは、すべてのことが悪く見えるでしょう。
その人の見方によって、同じことでもよく見えたり悪く見えたりするってことです。
なかなか難しいでしょうが、そういうバイアスを抜きに、現実をありのままに見つめると冷静な判断ができると思います。
ものごとは思っているよりも良くも悪くもありません。
必要以上によく考えたり、悪く考えたりしないようにしたいものですね。
まとめ
【頂きはどこにある?】は、人生がいい時と悪いとき、それぞれどのように振る舞えばよいのかを教えてくれる本です。
よく聞く内容だなとは思いましたが、人生の基本ということで、しっかりと肝に銘じておかなければいけないなと思いました。