ケリー・マクゴニガル【スタンフォードの自分を変える教室】要約レビュー

心理学
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僕は自営業なのですが,やらなきゃいけない仕事を先延ばしにしたり,疲れたらドカ食いしてしまったり,寝ればいいのに夜遅くまでネットサーフィンをしたりと「自制心」が弱いことが悩みでした。

周りの人に聞いてみても,みんなも同じように自制心の悩みを持っているみたいです。

自制心があれば,仕事もすぐに終わらせることができるし,食事や運動,睡眠もバッチリで健康的な身体を手に入れることができます。

みんな頭ではわかっているはずなのに,なぜかできません。

自制心が弱い人は人生の目標を達成したり,成功することはできないのでしょうか。

その答えを教えてくれるのが,ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードの自分を変える教室」です。

この本によれば,人間がどのように自制心を失うのかを理解し,意志力を鍛え,節約し,回復する方法を覚え,実践することで,人間は自分の目標を達成しやすくなるとのことです。

けっこう内容のボリュームがありますが,自制心がなくなる仕組みやどうすれば良いのかということがたくさん書かれています。

ここですべてを紹介することはしませんが,僕がとくにおもしろいと思ったところや,実践してみて効果があったことを中心に要約し,レビューしたいと思います。

ダメな自分にあだなをつける

人間には「理性」と「本能」があるのは多くの人が理解できると思いますが,悪さをしているのが本能だということはあまり意識していないかもしれません。

例えばポテチを目の前にしたら「食べたい!」と思ってしまうのは本能です。

文明がなかったころは,目の前に食べ物があったら食べてしまわないと生きていけなかったわけですからね。

問題なのはこの本能が強すぎるってことなんですよ。

自制心を身に付けるというのは,本能に打ち勝つということなのですが,そのときの1つのハックとして「本能のままに動いている自分にあだなをつける」という方法です。

例えば僕の場合,ダメな自分に「ろっく ver.1.0(バージョン1.0)」というあだなをつけました。

(ちなみに理性的な僕は「バージョン3.0」と設定しています)

ダメな自分が出てきたら「あ〜バージョン1.0が出てきたよ…」と頭の中で実況中継するのです。

これけっこう効果あるんですよね。

ダメな自分を客観的に見ることができるのでダメな行動をやめて,良い行動ができるようになります。

お菓子を食べたくなったら10分待つ

「遅延による価値割引」という現象があります。

これは「報酬を得るために長く待つ必要がある場合は,その報酬の価値を低く見積もる」という心理です。

例えば「今すぐ10,000円もらえる」と「1ヶ月後に11,000円もらえる」だったらみなさんはどうしますか?

合理的に考えたら「1ヶ月後に11,000円もらえる」ほうが圧倒的にお得です。

1ヶ月で10%もついてるので,こんな割が良い投資はありません。

しかし,なぜかほとんどの人は「今すぐ10,000円もらえる」を選ぶそうです。

お金がもらえるのが1ヶ月も先なので,その価値を低く見積もってしまうってことなんですよね。

簡単に言えば「目先の利益に飛びつきやすい」のが人間なのですが,これを逆手にとる方法があります。

例えば,お菓子を食べたくなったとき。

僕はお菓子とか好きなので,油断したらついつい食べ過ぎてしまいます。

目の前にあるお菓子を食べたくなったときによく使う方法が「とりあえず10分待ってみよう」という方法。

そして目の前をお菓子を隠してしまいます。

すると10分後にお菓子を食べたいという気持ちがそのままのレベルで維持されていることはほとんどありません。

ようするにお菓子を食べるということを先延ばしにして,その価値を減らしたのです。

これもけっこう効果あります。

「コンビニに行きたくなったら10分待つ」とかでも良いです。

その間にコーヒーでも飲んで仕事してると,たいていは忘れています。

自分になぐさめの言葉をかける

それでもお菓子を食べてしまった場合,普通は自分を責めますよね。

「あれだけ我慢してたのに食べてしまった…何てダメなヤツなんだ」みたいな感じですね。

ただ,ここがおもしろいのですが,自分に厳しくしたり,自己批判をしても,意志力は強くならないらしいのです。

逆に自己批判をしたことに満足してしまい,また同じミスを繰り返す確率が増えるのだとか。

ではどうすれば良いのかというと「自分を許す」ことが効果的なんですよ。

自分を許すことによって,お菓子を食べてしまったという「事実」をありのままに見つめられるようになり,その結果,失敗から立ち直るのが早くなり,自制心は強化されていくらしいです。

これは多くの人が逆のことをしているので,これを知ってるだけで人生変わるのではないでしょうか。

具体的にどうすれば良いのかというと「自分になぐさめの言葉をかける」ことです。

「確かにお菓子を食べてしまったのは良くなかったかもしれないけど,今まで頑張って我慢してきたじゃないか。その頑張りがこの1回の失敗ですべてダメになるわけじゃないよ。また頑張ろう」みたいな感じで,まるで友達にかけてあげるような言葉を自分にかけてあげるのです。

こうのように「自分を許す」ことによって,むしろ自制心は強くなっていくみたいなので,おすすめです。

まとめ

今回紹介した方法はごく一部なので,気になった方はぜひ読んでみてください。

「あ〜あるある〜」ってことがたくさん書かれていて,それに対する対策も書かれています。

読んだら自分が実践できそうなことをToDoに変換して,実践してみてください。

僕はけっこう即効性がありましたよ。

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