ひぐちさとこ【「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】要約レビュー

暮らし
記事内に広告が含まれています。
  • 買い物が好きすぎて,何でも集めてしまう。
  • 何も考えずにモノを買っていたら部屋の統一感がなく,ごちゃごちゃしている。
  • よく考えたらそこまで好きじゃないモノに囲まれて生きていた。

僕も少し,買い物依存症傾向があり,ふとしたときに「なんでこんなモノ買ったんだろ」と思うことがよくあります。

とくにお金に余裕があるときなんかは,毎日のように Amazon から段ボールが届き「あれ?何か買ったっけ?」と自分が何を買ったかさえ瞬時にはわからなくなっています。

幸いモノを捨てることはできるので部屋は散らかってはないですが,無駄なお金を使ったという罪悪感と虚無感に襲われることもしばしば。

できれば無駄な買い物はやめたいのですが,どうすればやめることができるのでしょうか?

今回紹介するのは,ひぐちさとこ著【「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】です。

【「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】は,何も考えずに買い物をするのではなく,買い物ルールを決め,そのルールにのっとって買い物をしようと主張している本です

著者のひぐちさんも出かけるたびにモノを買ってしまい,部屋がごちゃごちゃしてしまうという経験をし,自分の買い物について見つめ直したと言います。

著者の体験談をもとに,無駄な買い物を避けるヒントがたくさんあります。

この記事では【「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】を要約し,気になったところを解説していきます。

本を読んで得た知識を僕なりにかみ砕いたり,すでに持っている知識と混ぜたりしているので,必ずしも本書と同じ内容ではない場合もあります。

買い物のルールを決める

【「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】のコアな主張は「買い物のルールを決める」ということです。

ルールなしで何でもかんでも買うのではなく,あらかじめ自分の価値観に沿ってルールを決め,それを守るということです

ルールを決めるといろいろといいことがあります。

まず,買うか買わないかを迷うことが減ります

やはり迷っている時間というのはもったいない時間であり,迷ったわりに最高の選択ができたかと言われたら,そうでもないことのほうが多いでしょう。

工場のライン作業で,不良品が流れてきたらはじくのと同じように,あらかじめ買い物ルールを決めておけば,迷うことがなくなるわけです。

またルールを決めるときには,自分と向き合うことになります

他人のルールにのっとって動いていると上手くいくわけがありません。

自分のライフスタイルにあったルールというものが絶対にあります。

ということは,自分のライフスタイルを見つめ直す機会にもなるのです。

【「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】にもいろいろなルールが出てきますが,それらを参考にしつつ,自分だけの買い物ルールを作ってみてください。

「いま持っているモノよりも好き?」と問いかけてみる

【「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】の中で紹介されていたルールの中で,僕が使えそうなやつをいくつかピックアップして紹介します。

まずは,「いま持っているモノよりも好き?」と自分に問いかけてみることです

このルールは特に,ファッション系のモノを買うときに役立ちそうです。

最近ではそこまで服を買うこともなくなりましたが,それでも「あ,これ欲しいな」と思えるものに出会うことは少なくありません。

そんなときはこの質問を自分にすることです。

Tシャツが欲しいと思ったとき,いま自宅にあるベストなTシャツと比較し「あのTシャツよりも好きかな?」と問いかけるのです。

「よく似たもの」や「ベストではないけど好き」くらいのレベルだと,絶対にお気に入りの代わりにはなりません

買ってみても二軍入りで,着る頻度も少なくなります。

それなら買うたびにマイベストを買うほうがいいですよね。

ちなみに【「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】には「お気に入りは同じものを2つ持つ」というルールも紹介されていました

2位ではなく,どうせなら1位を2つ持っておけば毎日の生活の質も上がるし,いちいち2位以下のモノを購入する必要もないからです。

「定価で売っていても買う?」と問いかけてみる

セール品とか,100円ショップとか,とりあえず値段で買ってしまうってことありますよね。

でも「安いから買う」っていう時点でおかしいと気づくべきです。

本来は「欲しいから買う」なので。

そこで「定価で売っていても買う?」と自分に問いかけてみましょう

それでも欲しいものは買えばいいと思いますが,そうでなければ買うのはやめましょう。

1つでも条件から外れていたら買わない

買い物をするときに,その商品に求める条件や優先順位を決めておくことも効果的です。

例えば最近寒くなってきたので,アウターを買おうとします。

僕のアウターに求める条件と優先順位のTOP3は以下のとおりです。

  1. 暖かい
  2. サイズ感
  3. 軽い

上の3つがどうしてもゆずれない条件です。

この3つのうち,1つでも満たしていなければ買わないようにします

例えば,暖かいし,軽いんだけど,サイズ感が微妙とか,そういうアウターを見つけても買うのをやめましょう。

このルールを徹底していると,なかなか3つの条件に合うモノって現れません。

だから何回かショップに通うことになるとは思いますが,時間をかけていくとベストなモノを見つけることができます。

そのときの感動と手に入れたときの喜びといったら…

暮らしの中で「地味にイヤなこと」を書き出しておく

「買わない」ということにフォーカスしすぎてもQOLは上がりません。

必要なモノはきちんと買わないといけないからです。

大事なのは買うべきモノと買わなくてもいいモノを見極める力です。

では「買うべきモノを見極める」にはどうすればいいのかというと,暮らしの中で「地味にイヤなこと」をメモっておくことです

例えばこんな感じ。

  • キッチンのタオルが乾きにくい。
  • トースターの隙間にパンくずがたまるのがイヤ。
  • マウスが使いにくい。

こういう日々のストレスをメモっておいて,このストレスを解決することができるモノを買ってみるというのがいいと思います。

  • キッチンのタオルが乾きにくい→乾きやすいタオルを買う。
  • トースターの隙間にパンくずがたまるのがイヤ→隙間に入るブラシを買う,もしくはパンくずがたまらないトースターを調べてみる。
  • マウスが使いにくい→マウスのレビューを読んで,使いやすいマウスを購入する。

こうやって考えて買う場合は,無駄になりにくいし,失敗しても教訓になりやすいです。

日々のクラスの小さいストレスを日ごろから書き出しておくのはかなり使えます。

まとめ

「迷う理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめとけ。」という名言があるように,僕たちは買い物についてコントロールができません。

学校で習ってもこなかったし,習っていたとしても「欲しい」という衝動には抵抗できないことのほうが多いです。

まずは買い物ルールをつくり,買い物をするたびに落ち着いてルールを思い出し,そのルールにのっとって買い物をするという練習を続けていけば,買い物が上手くなっていきます。

「買い方」を変えたら、人生変わった!つい集めすぎちゃう私のお買い物ルール】にはそんなルール作りのヒントが満載です。

タイトルとURLをコピーしました